ピルが安いオンラインクリニック9選|選び方・使い方まで徹底解説

ピル

「ピルが欲しいけど、婦人科に行くのはちょっと…」という方も多いのではないでしょうか? 忙しくてなかなか病院に行く時間がない、周りの目を気にせず相談したい、そんな悩みをお持ちのあなたはオンラインクリニックがおすすめです。

この記事では、ピルを取り扱うおすすめのオンラインクリニック・効果的な選び方ピルの正しい使い方をご紹介。ピルに関する正しい情報に加え、それぞれのクリニックの特徴や料金、サービス内容をわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にして自分にぴったりのクリニックを見つけてください。

オンラインクリニックでピルを購入するメリット

オンラインで処方してもらえるピル。本当に安全?安い?など、気になるけれど不安もあって決めかねてしまうことも。
オンラインピルは通院の手間がなく、クリニックによっては顔出しなしでも診察が完了でき、全国の医師にいつでも相談ができるサービスです。月毎の購入はもちろん、決まったサイクルでピルを定期配送してもらうこともできるので安心してピルを続けられます。

  • 24時間365日対応: クリニックによっては、24時間365日対応しているため、自分の都合に合わせて診察を受けられます。
  • プライバシー保護: 他の人に知られることなく、安心して購入できる
  • 自宅で完結: 診察からアフターピルの受け取りまで、すべて自宅で完了
  • 費用が安い: 初診料や交通費などがかからないため、産婦人科を受診するよりも費用が安い傾向があります。
  • 継続しやすい: 定期配送サービスを利用すれば、ピルの飲み忘れを防げる
  • 価格比較: 様々なクリニックの価格を比較して、自分に合ったところを選べる

オンラインでピルを購入する際は、ピルの正しい知識やクリニック選びのポイントをしっかり理解した上で、自分に合ったピルを選びましょう。

オンライン診療で簡単にピルを入手!おすすめクリニックを紹介

自宅にいながらスマホで診察を受け、ピルを処方してもらえるオンラインクリニックのおすすめを9選ご紹介。

※pill-maru・レバクリ・おうちでクリニック・Digital Clinic Group・Oopsは、アフターピルの取り扱いなし

商品名 画像 金額
メデリピル メデリピル 定期便:初月無料(二回目以降2,970円~) ノルレボ:11,000円 レボノルゲストレル:9,900円
スマルナ スマルナ 12シート:23,760円
アフターピル:1錠11,480円〜
エニピルクリニック エニピルクリニック 毎月発送プラン:2,330円~
レボノルゲストレル:10,978円(72時間以内)
マイピルオンライン マイピルオンライン 1シート:1,345円(初めて割適用時) ノルレボ:12,078円(72時間以内用)
pill-maru pill-maru 毎月定期:2,641円
レバクリ レバクリ 毎月定期:2,750円
おうちでクリニック おうちでクリニック 2,783円~
Digital Clinic Group Digital Clinic Group 1シート:2,783円
Oops Oops 毎月定期:2,750円

メデリピル

出典: メデリピル公式サイト

メデリピル

良いところ

    • 24時間予約可能でいつでも利用できる
    • LINEを使った簡単な予約システム
    • 産婦人科医が診療し信頼性が高い

あまり良くないところ

  • 配送地域により到着が遅れる場合あり
  • 診療費とピル代が別料金で割高感あり

メデリピルは、女性の健康をサポートするオンライン診療サービスで、アフターピルの迅速かつ簡単な処方を提供しています。スマートフォンを利用して、24時間いつでも診療を予約できる点が大きな特徴。診療は現役の産婦人科医が担当しており、医療の信頼性を確保しています。

診療後、最短で当日発送が可能で、プライバシーに配慮した梱包で自宅に薬が届けられるため、安心して利用できます。

また、LINEを活用した予約や診療が可能で、利用者にとって手軽さが追求されています。避妊失敗や緊急時に迅速に対応できる柔軟なサービスとして、多くの女性から信頼を得ています。

公式サイトURL https://mederi.jp/pills/lowdosepills/
料金 12シート:30,250円~
6シート:14,850円~
定期便:初月無料(二回目以降2,970円~)
ノルレボ:11,000円
レボノルゲストレル:9,900円
診療費 無料
送料 無料
診察時間 7時から24時
問診受付時間 24時間予約可能
相談方法 ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 最短当日診療可能
予約から診療までLINEで完結
診療時間は5分から10分
発送 平日・土日にかかわらず最短翌日発送(北海道・沖縄・離島などは対象外)
23区内限定送料3850円で当日配達可能
支払方法 クレジットカード
NP後払い
paidy
amazonpay
auかんたん決済
ソフトバンクまとめて支払い
公式サイトへ

スマルナ

出典: スマルナ公式サイト

スマルナ

良いところ

    • 24時間365日無料相談が可能
    • 価格が業界最安値で利用しやすい
    • 医師や助産師による専門的サポート

あまり良くないところ

  • 配送地域によって到着が遅れる場合あり
  • 相談内容に応じて追加料金が発生する可能性

スマルナは、スマートフォンを通じて、医師や助産師、薬剤師に24時間365日無料で相談が可能。診察後、18時までの決済で最短翌日に薬がポストに届き、プライバシーに配慮した梱包で安心して受け取れます。

また、業界最安値を追求した料金設定で、始めやすく続けやすい価格が魅力です。

公式サイトURL https://smaluna.com/price/low-pill/
料金 12シート:23,760円
3シート×4回お届け:33,690円
1シート×12回お届け:35,7660円
アフターピル:1錠11,480円〜
診療費 1,500円(初回のみ)
送料 無料
診察時間 10:00-18:00
受付時間外であれば翌日に返信します
問診受付時間 24時間相談可能
相談方法 チャット・ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 アプリダウンロード
会員登録
問診の回答(5~7分程度)
医師の診察
発送 18時までの決済完了で最短翌日に到着
支払方法 クレジットカード
NP後払い(LINE Pay/ファミペイ/PayB/ゆうちょPay/楽天銀行アプリ)
公式サイトへ

エニピルクリニック

出典: エニピルクリニック公式サイト

エニピルクリニック

良いところ

    • 24時間365日対応で緊急時に便利
    • 全てオンラインで完結しプライバシー配慮
    • 副作用が心配な方は副作用緩和の薬剤を追加で処方してもらうことができる

あまり良くないところ

  • 一部地域では配送に時間がかかる
  • 詳細な医師の説明が得にくい場合あり

エニピルクリニックは、24時間365日対応しており、予約不要でスムーズに診療を受けられるのが特徴。診療後、最短翌日にはピルが自宅に届く迅速な配送サービスを提供しており、忙しい方にも最適です。

さらに、全ての手続きがオンラインで完結するため、通院の手間が省けるだけでなく、プライバシーが厳密に守られます。利用者のライフスタイルに寄り添った柔軟な対応が支持されています。

公式サイトURL https://any-pill.com/
料金 毎月発送プラン:2,330円~
12か月一括発送プラン:30,756円~
レボノルゲストレル:10,978円(72時間以内)
エラ:10,978円(120時間以内)
診療費 無料
送料 385円
システム使用料2,200円
診察時間 24時間
問診受付時間 24時間
相談方法 LINEでの電話診療
休診日 なし
予約方法 待ち時間なし、予約不要
発送 15時までの処方・お薬代の支払いで当日発送
16:30までのお支払い完了で東京都・神奈川県民の方限定で最短一時間でお薬が届くバイク便あり(送料:6,600円)
支払方法 クレジットカード
コンビニ・郵便局・銀行・LINEpayでの後払い
備考 副作用緩和に追加薬剤セット
痛み止め7錠、吐き気止め7錠、浮腫み止め7錠:各1,000円
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マイピルオンライン

出典: マイピルオンライン公式サイト

マイピルオンライン

良いところ

    • 専門医が診療を行い信頼性が高い
    • LINEやウェブから簡単に予約可能
    • 最短翌日に薬が届く迅速な配送

あまり良くないところ

  • 電話診療に抵抗がある方には不向き
  • 一部地域では配送に時間がかかる

マイピルオンラインは、低用量ピルやアフターピルの処方を提供しており、LINEやウェブから手軽に予約が可能診療は産婦人科の専門医が直接電話で対応し、医療の質にこだわっています。

診療後、最短翌日にはピルがポストに届き、外出せずに利用できるのが大きな魅力です。すべての手続きがオンラインで完結するため、通院の手間がなく、プライバシーが徹底的に守られます

公式サイトURL https://mypill.online/
料金 1シート:1,345円(初めて割適用時)
ノルレボ:12,078円(72時間以内用)
エラ:10,978円(120時間以内)
診療費 1,650円
送料 550円
バイク便:8,690円
診察時間 8-20時(土日祝日も対応)
問診受付時間 24時間予約可能
相談方法 電話相談
休診日 なし
予約方法 LINE・WEBで予約可能
直接電話で診断
発送 当日発送・翌日到着
バイク便では最短一時間でお届け
別途配送料が8,690円
支払方法 クレジットカード
銀行振込
後払い
PayPay
auPay
merupay
Paidy
銀行振込
スコア後払い(郵便局・コンビニ後払い)
備考 妊娠検査薬(550円)
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pill-maru

出典: pill-maru公式サイト

pill-maru

良いところ

    • オンラインで処方依頼が簡単
    • 月額プランで続けやすい料金設定
    • 専門医が監修している安心感
    • 服用スケジュール管理がアプリで可能

あまり良くないところ

  • 翌日配送地域が限られる
  • アプリが時々不安定な場合あり

pill-maruは、オンラインでの処方依頼がスムーズで利用しやすいサービス。月額プランが用意されており、継続的に使用しやすい料金設定が特徴です。

また、専門医の監修のもと、アプリで服用スケジュールも簡単に管理できます。

公式サイトURL https://pill-maru.jp/
料金 毎月定期:2,641円
3か月まとめ:7,923円
6ヶ月まとめ:15,846円
12か月まとめ:23,352円
診療費 無料
送料 無料(6か月以上の定期便をお申込みの方のみ)
通常は550円
診察時間 9-22時
問診受付時間 24時間
相談方法 ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 LINEで診療予約
医師とビデオ電話でオンライン診療
発送 最短翌日に到着
支払方法 クレジットカード
銀行振込
コンビニ支払い
備考 アフターピル取り扱いなし
公式サイトへ

レバクリ

出典: レバクリ公式サイト

レバクリ

良いところ

    • プライバシーを重視した薬の受け取り
    • 安心価格で続けやすい
    • ホルモンバランスの調整をサポート

あまり良くないところ

  • 薬の選択肢が限定的
  • 即日受け取りが難しい

レバクリはプライバシーを守りながら薬を受け取れるのが魅力。安心価格で多くの方に利用しやすく、ホルモンバランスを整えるサポートに優れています。

また、自宅から簡単に診察を受けられるので、忙しい方にも便利です。

公式サイトURL https://levcli.jp/pill/
料金 1ヶ月のみ:3,258円
定期便:2,600円(1ヶ月ごと)
    7,503円(3ヶ月ごと)
    15,007円(6ヶ月ごと)
    30,015円(12ヶ月ごと)
診療費 無料
送料 550円
診察時間 8:00-22:00
問診受付時間 24時間相談可能
相談方法 ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 WEBないで予約可能
予約から処方まで最短15分
発送 最短翌日ご自宅へ到着
支払方法 代引き
クレジットカード
公式サイトへ

おうちでクリニック

出典: おうちでクリニック公式サイト

おうちでクリニック

良いところ

    • アフターフォローが充実して安心
    • 待ち時間なしの完全予約制
    • 自宅から専門医の診療を受けられる

あまり良くないところ

  • 緊急の診療には対応しづらい
  • 診療内容により追加料金が発生

おうちでクリニックは、オンライン診療でも充実したアフターフォローが魅力。自宅での診療に特化し、通院不要で感染リスクを減らせるため安心です。

また、初診から継続利用まで一貫してサポートを提供してくれるので、安心して利用できます。

公式サイトURL https://ouchide.clinic/menu/pill
料金 2,783円~
診療費 1,650円
送料 550円
診察時間 10:00 〜 13:00 / 15:00 〜 19:00
問診受付時間 24時間相談可能
相談方法 ビデオ通話
休診日 水曜日、日曜日
予約方法 日時を選択し、予約
診察予定時間までに問診を回答
診察日時にマイページにログインし、ビデオ通話に入室
発送 最短翌日ご自宅へ到着

支払方法

クレジットカードやスコア後払い(コンビニ後払い)
公式サイトへ

Digital Clinic Group

出典: Digital Clinic Group公式サイト

Digital Clinic Group

良いところ

    • 24時間365日診療が可能で便利
    • 月額プランで続けやすい料金設定
    • 専門医が監修しているので安心

あまり良くないところ

  • 予約が埋まると診療が遅れる可能性
  • オンライン診療により診断精度の限界

Digital Clinic Groupは、スマホから24時間365日オンラインで診療を受けられる便利なサービス。月額プランがあり、続けやすい料金設定も魅力的です。

また、専門医の監修により信頼できる診療を提供しており、安心して利用できます。

公式サイトURL https://digital-clinic.life/online/pill/
料金 1シート:2,783円
3か月まとめ:7,932円
6ヶ月まとめ:15,028円
12か月まとめ:28,387円
診療費 1,650円(初回のみ)
送料 550円
バイク便3,000円~
診察時間 24時間
問診受付時間 24時間
相談方法 ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 当日予約が可能で最短で当日から治療の開始ができる
HPのフォームにて予約して、診察の前に問診に回答
発送 12時までの決済で当日発送
通常配送は目安1~3日で到着
バイク便で診察した当日に到着
支払方法 クレジットカード
代金引換
コンビニ支払い
医療ローン
備考 吐き気止め:1,000円
痛み止め:1,000円
低用量ピルの取り扱いのみ
公式サイトへ

Oops

出典: Oops公式サイト

Oops

良いところ

    • プライバシーに配慮した梱包が安心
    • オンラインで専門医に直接相談可能
    • 翌日配送対応で迅速な受け取り

あまり良くないところ

  • 配送地域により翌日配送が不可
  • プライバシー梱包が過剰に感じる場合あり

Oopsは、プライバシーに配慮した厳重な梱包で薬を届けてくれるサービス。初回購入時には割引があり、お得に始められます。

また、専門医とオンラインで直接相談が可能で、翌日配送にも対応しているため、スピーディに利用を開始できます。

公式サイトURL https://oops-jp.com/
料金 毎月定期:2,750円
3か月まとめ:8,085円
6ヶ月まとめ:15,510円
12か月まとめ:25,997円
診療費 無料
送料 500円
診察時間 9:00-24:00
問診受付時間 24時間相談可能
相談方法 ビデオ通話
休診日 なし
予約方法 LINEで友達登録し、予約
予約度問診票を入力
医師がオンラインで診察
診察時間は10分程度です
発送 最短当日発送
支払方法 クレジットカード
Amazon Pay
GMO後払い(手数料330円かかります)
備考 低用量ピルの毎月定期プランに加入された方のみはじめの2シートを半額でお届け
副作用の吐き気を抑える薬を処方して最短当日発送(お薬代:550円+送料:500円)低用量ピルの取り扱いのみ
公式サイトへ

ピルを処方してくれるオンラインクリニックの選び方

①迅速に対応してくれるクリニックを選ぶ

診療予約が不要で即日対応してくれるクリニックや、土日祝日も診療しているクリニックを選ぶことで、時間を無駄にすることなく入手できます。これらの条件を参考に、迅速な対応が可能な施設を探しましょう

②希望する種類のピルに対応しているか確認する

ピルには複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。ご自身の状況や希望に合った種類のピルを処方してくれるか、事前に確認しておきましょう。

記事前半でも述べたように効果や副作用なども異なりますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切。どの種類のピルが適しているか迷う場合は、医師に相談してみるのも良いでしょう

③通いやすい条件のクリニックを選ぶ

仕事や学業で忙しい方でも、ピルをスムーズに入手できるよう、診療対応時間が長く、一回の診療時間が短いクリニックを選びましょう。

オンライン診療であれば、移動時間や待ち時間を大幅に削減できます。忙しい方でも、隙間時間を活用してアフターピルを入手することが可能です。

ほかにも、24時間診療を受け付けているオンラインクリニックもあるため、特に時間がない方には非常におすすめです。

ピルの種類と特徴|商品別の妊娠阻止率と副作用を解説

低用量ピル

避妊を目的としたり、生理痛やPMS(月経前症候群)などの症状を改善するために用いられるピルです。毎日服用することで効果を発揮します。

低用量ピルの世代

低用量ピルは、含まれるプロゲステロンの種類によって、第1世代から第4世代に分類されます。

第1世代
主成分:ノルエチステロン(NET)
特徴:最も初期に開発されたタイプです。
代表的なピル:現在、日本ではほとんど使用されていません。

第2世代
主成分:レボノルゲストレル(LNG)
特徴:安定した効果と比較的長い使用実績があります。
代表的なピル:
トリキュラー(3相性)
アンジュ(3相性)
ミレーナ(LNG-IUS:子宮内に装着するタイプの避妊具)

第3世代
主成分:デゾゲストレル(DSG)、ゲストデン(GSD)
特徴:血栓症のリスクがやや高いとされています。
代表的なピル:
マーベロン(1相性)
ファボワール(1相性)
ジェミーナ(1相性)


第4世代
主成分:ドロスピレノン(DRSP)
特徴:PMSやニキビの改善効果が高いとされています。
代表的なピル:ヤーズ(1相性)・ヤーズフレックス(1相性、フレキシブル服用

低用量ピルの相性

低用量ピルは、ホルモン配合のパターンによって、1相性、2相性、3相性に分類されます。

    • 1相性ピル

      特徴:1シートを通して、エストロゲンとプロゲステロンの配合量が一定です。
      メリット:飲み忘れのリスクが低い。ホルモンバランスが安定しやすい。
      デメリット:体への負担が大きくなり、副作用が出やすい場合がある。

    • 2相性ピル

      特徴:1シートの中で、エストロゲンとプロゲステロンの配合量が2段階に変化します。
      メリット:自然のホルモンバランスに近い。
      デメリット:飲み忘れのリスクがやや高い。

    • 3相性ピル

      特徴:1シートの中で、エストロゲンとプロゲステロンの配合量が3段階に変化します。
      メリット:自然のホルモンバランスに最も近い。副作用が出にくい。
      デメリット:飲み忘れのリスクが高い。

アフターピル

性行為後、72時間以内に服用することで、妊娠を防ぐための緊急避妊薬です。低用量ピルに比べてホルモン量が多く、副作用も強いため、あくまで緊急時にのみ使用します。

【代表的なアフターピル】
ノルレボ:72時間以内に服用。比較的安価で入手しやすい。
エラ:120時間以内まで服用可能。
プラバノール:12時間おきに2回服用。中用量ピルを緊急避妊に用いる方法(ヤッペ法)。
本来は月経困難症などの治療薬であり、緊急避妊薬としては承認されていない。

ピルは正しく服用することで、高い効果と安全性を期待できます。自身の状況や体質に合わせて、最適なアフターピルを選ぶことが大切。医師に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう

アフターピルの使い方と注意点

ピルは、正しく服用することで高い効果を得られます。効果を最大限に発揮し、安全に服用するために、使用方法と注意点をしっかり確認しておきましょう。

・服用タイミングを守る

・水で服用する

・副作用に注意する

・定期的な診察を受ける

服用タイミングを守る

自分が飲むピルの種類についてよく把握し、定められたタイミングに必ず服用するようにしましょう。

低用量ピルであれば、毎日同じ時間に服用することが大切です。飲み忘れを防ぐために、スマホのアラームなどを活用しましょう。

アフターピルであれば、できるだけ早くアフターピルを服用しましょう。性行為後72時間以内が大きな目安になります。オンラインクリニックでも処方を受けられるので、最も早く服用ができる方法を選びましょう。

水で服用する

ピルは、水で服用してください

アフターピルであれば、服用後30分以内に嘔吐した場合は、再度1錠服用する必要があります。

副作用に注意する

個人差や服用するピルにもよりますが、主な副作用として、吐き気、不正出血、頭痛、 乳房の張り、めまいなどが挙げられます。医師とよく相談し、自分に合ったものを選びましょう。

定期的な診察を受ける

ピルを服用した後は、定期的に婦人科を受診し、経過観察を行うようにしましょう。異常を感じた場合は、すぐに医師に相談してください。

まとめ|ピルの選び方とおすすめ情報を押さえよう

ピルは種類・効果・副作用など正しい情報を知った上で使用することが大切です。オンラインクリニックを活用して、安全にピルを服用できるようにしましょう。

ピルの利用に関するよくある質問

ピルって誰でも服用できますか?

基本的には健康な女性であれば服用できますが、持病や体質によっては使えない場合があります
例えば、血栓症のリスクが高い方、 35歳以上で喫煙している方、 授乳中の方などは注意が必要です。必ず医師の診察を受けて、自分に合ったピルを処方してもらいましょう。

アフターピルの代用として低用量ピルを服用したら効果は望めますか?

アフターピルの代わりに低用量ピルを飲むことはできません
アフターピルと低用量ピルは、どちらも女性ホルモンを含む薬ですが、目的や作用機序、服用方法が異なります

アフターピル: 緊急避妊薬。性交渉後72時間以内または120時間以内に1回服用することで、高い確率で妊娠を防ぎます。
低用量ピル: 日常的に服用することで排卵を抑制し、妊娠を防ぐ薬。毎日継続して服用する必要があります。

低用量ピルは、毎日服用することで体内のホルモン濃度を一定に保ち、排卵を抑制する効果を発揮します。そのため、緊急避妊のように、性交渉後一回だけ服用しても効果は期待できません。
緊急避妊が必要な場合は、必ずアフターピルを服用してください。

低用量ピルで代用できない理由は以下の通りです。

ホルモン量の違い:アフターピルは、低用量ピルよりも多くのホルモンを含んでいます。そのため、一回の服用で高い避妊効果を得られますが、日常的に服用するとホルモンバランスが大きく乱れてしまう可能性があります。

作用機序の違い:アフターピルは、排卵の抑制だけでなく、子宮内膜の状態を変化させて着床を阻害する効果も期待されています。一方、低用量ピルは、主に排卵を抑制することで避妊効果を発揮します。

ピルって性感染症も予防できるの?

ピルは性感染症を予防する効果はありません。性感染症予防には、コンドームを使用しましょう。
ピルは正しく使えば、女性にとって心強い味方になります。 少しでも不安なことがあれば、遠慮なく医師に相談しましょう。

低用量ピルを飲み始めたら、生理はどうなるの?

生理周期が安定し、経血量が減ることが多いです。
他にも生理痛の軽減やPMS(月経前症候群)の改善などのメリットがあります。

アフターピルの代用として低用量ピルを服用したら効果は望めますか?

アフターピルと低用量ピルは、どちらも避妊を目的とした薬ですが、それぞれ役割が異なります
ご自身の状況に合わせて、適切な薬を使用するようにしましょう。