マウスピース矯正は、透明な装置で目立ちにくく、取り外しができることから、多くの人に選ばれている治療方法です。
しかし、「本当に安全なのか」「失敗のリスクはないのか」と不安を抱く方もいるでしょう。
マウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、注意すべき点やリスクもあります。正しい知識を持たずに始めてしまうと、歯が動かない、治療が長引く、かえって歯並びが悪くなるといったトラブルにつながる可能性もあるのです。
この記事では、マウスピース矯正が危険と言われる理由について説明します。治療のリスクや失敗しないためのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
「最低2回」の通院で治療が可能なマウスピース矯正もあります!
「エミニナル矯正」なら最低限の通院で治療ができるので、はじめの方のみ通院できれば場所にとらわれることなくマウスピース矯正を完結させられます。
総治療患者数2,000名以上の矯正治療を専門とした歯科医師(ドクター)が1人ひとりに合った治療計画を立て納得の仕上がりへ。
治療中は専属の医療チームが寄り添います。
エミニナル矯正では、マウスピース矯正が向いていない方には「無理に治療をお勧めしない」「他の治療方法を含めた適切な治療をご提案する」、経験豊富な歯科医師が「適切に治療判断する」ことを大切にしています。
矯正医院やセカンドオピニオン先をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。


マウスピース矯正は危険って本当?
マウスピース矯正は、少しずつ形の異なるマウスピース型の矯正装置を交換しながら歯並びを整えます。日本では2000年頃から多くの方に行われており、危険なものではありません。
ただし、矯正の知識や経験が少ない医師が治療を行った場合や、適切に診断されていない場合は、期待する効果が得られない可能性もあります。
また、治療を順調に進めるには、患者さん自身の協力が不可欠です。例えば、装着時間が不足すると歯は動きません。歯磨きを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
反対に、正しい診断を受け、治療計画に沿ってマウスピースを管理すれば、乱れた歯並びをきれいに整えられます。
失敗しないためには、マウスピース矯正が危険と言われる理由やリスクについて知っておくこと、納得できる歯科医師を選ぶことが大切です。
なぜマウスピース矯正は危険と言われるのか?

前述したとおり、マウスピース矯正自体は危険ではありません。とはいえ、「本当に危険ではないの?」と不安を抱えている方は少なくないでしょう。
マウスピース矯正が危険と言われる理由は、主に以下の3つです。
- 経験不足の医師が治療していることがある
- うまく歯が動かずに矯正期間が延びることがある
- 重度の歯並びだと改善できない可能性がある
上記3つの理由を知っておけば、安心して治療を受けられるはずです。それぞれくわしく解説します。
経験不足の医師が治療していることがある
歯科医師にとって、マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて導入するハードルが低いとされています。そのため、一般の歯科医院でも取り扱っている場合があります。
しかし、実際には専門的な知識と経験が求められる治療です。歯の動き方や噛み合わせ、顎の骨の状態などを総合的に判断しながら治療を行っていかなければなりません。
また、歯並びによっては、マウスピース矯正が適さない場合もあります。
歯科医師の矯正治療の経験が浅い場合は、マウスピース矯正が適しているかどうかの判断が難しいでしょう。誤った治療計画を立てたり、トラブルが発生した際に適切に対処できなかったりするケースもあるのです。
うまく歯が動かずに矯正期間が延びることがある
マウスピースの装着時間が短いと、計画どおりに歯が動かず、矯正期間が延びる場合があります。治療を進めるためには、1日20時間以上の装着が必要です。
例えば、装着時間を守れない原因には、以下のようなシーンが挙げられます。
- 間食が多い
- ジュースやコーヒーなどを飲みながら仕事をしている
- 会議やプレゼンなどで頻繁にマウスピースを外す
- 管楽器の演奏やスポーツをしている間はマウスピースを外している
- 食事の後に装着し忘れる
- 仕事から帰って食事の後、装着せずに寝てしまう
- 外食が多く、外している時間が長い
マウスピースをつけたときの違和感は、徐々に慣れて気にならなくなることがほとんどです。とはいえ、仕事や趣味によっては、違和感が気になり長時間つけられない人もいます。
また、食後の歯磨きとマウスピースの装着を習慣づけるのが難しい人もいるでしょう。
マウスピースの装着時間を守れそうにない人は、ほかの治療方法も検討してみるとよいかもしれません。
重度の歯並びだと改善できない可能性がある
抜歯が必要な場合や、顎の骨格に問題がある場合は、マウスピース矯正だけでは改善できない可能性が高いです。
症例によっては、ワイヤーの力によって歯を大きく動かしたり、外科手術によって顎の骨を調整したりする治療が求められます。
無理にマウスピース矯正で治療しようとすると、期待していたとおりの歯並びにならず、満足できない結果となりかねません。あるいは、かえって噛み合わせが悪化する恐れもあります。
マウスピース矯正が適しているかどうかは、基本的に自分で判断できません。
そのため、矯正治療の経験が豊富な歯科医師に相談し、想定される治療結果についてよく説明を聞いたうえで検討することが大切です。
「エミニナル矯正」なら最低限の通院で治療ができるので、はじめの方のみ通院できれば場所にとらわれることなくマウスピース矯正を完結させられます。
総治療患者数2,000名以上の矯正治療を専門とした歯科医師(ドクター)が1人ひとりに合った治療計画を立て納得の仕上がりへ。
治療中は専属の医療チームが寄り添います。
エミニナル矯正では、マウスピース矯正が向いていない方には「無理に治療をお勧めしない」「他の治療方法を含めた適切な治療をご提案する」、経験豊富な歯科医師が「適切に治療判断する」ことを大切にしています。
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マウスピース矯正のリスク

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができるなど、メリットの多い矯正治療ですが、治療である以上リスクも伴います
マウスピース矯正に伴う主なリスクは、以下のとおりです。
- 虫歯や歯周病のリスク
- 知覚過敏のリスク
- 歯肉退縮による歯根露出のリスク
それぞれについて、対処法もあわせて解説します。
虫歯や歯周病のリスク
通常、口の中の食べかすは唾液で流されますが、マウスピースをつけていると唾液で流されず、マウスピースの内側にとどまります。
そのため、細菌が繁殖しやすく、通常よりも虫歯や歯周病になるリスクが高いです。
虫歯や歯周病の治療で詰め物や被せ物をすると、マウスピースの形に合わなくなり、新しく作り直さなければならなくなる場合もあります。追加費用が発生したり、治療期間が延びたりしかねません。
矯正治療をしていないときよりも虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、歯磨きをより丁寧に行う必要があることを知っておきましょう。
知覚過敏のリスク
マウスピース矯正を行うと、歯が動く際に歯の根や神経に刺激が加わり、一時的に知覚過敏の症状が表れる場合があります。知覚過敏とは、冷たいものや甘いものを口にしたときに染みるような症状です。
治療が進むと症状が軽減するケースが多いですが、痛みが強い場合や長く続く場合は、歯科医師に相談しましょう。
歯肉退縮による歯根露出のリスク
矯正治療で歯を動かす過程では、歯肉が刺激を受けることで歯茎が下がる歯肉退縮が起こる場合があります。
歯肉退縮が進行すると、歯の根元部分が見えて見た目が悪くなったり、知覚過敏や虫歯のリスクが高くなったりします。
特に、歯周病になりかけている方やもともと歯肉が薄い方は、歯肉退縮のリスクが高いです。
矯正治療前には歯周病の有無を確認し、必要に応じて歯周病の治療を受けておくとよいでしょう。


マウスピース矯正を失敗しないためには?

適切な方法で治療に取り組まなければ、「理想どおりの歯並びではない」「治療期間が延びた」などの失敗につながる場合もあります。
マウスピース矯正を失敗しないために意識しておきたいポイントは、以下のとおりです。
- セカンドオピニオンを受ける
- マウスピース矯正のデメリットを理解する
- 矯正専門医の元で矯正治療を受ける
- セルフケアや定期検診を正しくおこなう
上記4点について、順番にくわしく解説します。
セカンドオピニオンを受ける
マウスピース矯正は、長期間にわたる治療であり、費用も安くありません。治療方針や費用は、歯科医院によって大きく異なる場合もあります。
そのため、1つの歯科医院の意見だけで決めるのではなく、ほかの歯科医師の説明を聞くセカンドオピニオンを受けることが大切です。
セカンドオピニオンを受けると、治療計画や費用の違いを知り、比較して検討できます。
歯科医院のなかには、マウスピース矯正では治療が難しい症例であるにもかかわらず、無理にすすめようとするケースもあるのです。
治療には短くても2〜3ヶ月、長い場合は1年以上かかります。また、一度動いた歯を完全に元の状態に戻すことは不可能です。
満足のいく結果を得るまでモチベーションを保つには、医師との信頼関係が大切です。複数の歯科医院で説明を受け、十分に納得したうえで治療を始めましょう。
マウスピース矯正のデメリットを理解する
ワイヤー矯正と比べて、「目立ちにくい」「痛みが少ない」「取り外して食事や歯磨きができる」など、メリットの多いマウスピース矯正ですが、デメリットもあります。
矯正治療に失敗しないためには、デメリットについて知っておくことも大切です。
例えば、以下のようなデメリットが挙げられます。
- 1日20時間以上の装着時間を守る必要がある
- 歯並びの状態によっては対応できない
- 食事や歯磨きのたびに取り外さなければならない
- 紛失や破損があると作り直さなければならない
- 歯磨きしないまま装着すると虫歯や歯周病のリスクが上がる
マウスピースは普段どおり食事や歯磨きができる反面、毎回マウスピースを取り外すことが面倒に感じる人もいます。特に外食する際は、外出先でマウスピースを外し、なくさないよう管理しなければなりません。
食後に歯磨きをして再装着するまで時間がかかりすぎると、1日20時間以上の装着時間を守ることが難しくなります。装着時間が不足すると計画どおりに治療を進められなくなるでしょう。
そのほか、歯並びによってはマウスピース矯正よりもワイヤー矯正が適切な場合もあります。歯科医師の説明を聞き、歯並びや顎の状態、ライフスタイルに合った治療方法を選択しましょう。
矯正専門医の元で矯正治療を受ける
マウスピース矯正を失敗しないためには、矯正治療の知識と経験が豊富な専門医のもとで治療を受けましょう。専門医は、日本矯正歯科学会などが定める基準を満たし、専門的な研修や経験を積んで資格を取得している医師を指します。
矯正治療では、歯並びの見た目だけでなく噛み合わせに問題がないか確認しながら進めることが大切です。
矯正治療の専門医であれば、歯の動きや噛み合わせ、顎の成長や骨格とのバランスまで考慮したうえで治療を行ってもらえるでしょう。
セルフケアや定期検診を正しくおこなう
マウスピース矯正で失敗しないためには、患者さん自身が積極的に治療に取り組むことも大切です。具体的には、以下の注意点が挙げられます。
- 1日20時間以上の装着時間を守る
- 水以外を飲食する際は必ずマウスピースを外す
- 食後に歯磨きを行う
- マウスピースを洗浄し、清潔に保つ
- マウスピースを破損させたり紛失したりしないようケースで保管する
- 定期検診を受ける
マウスピースの装着時間を守るためには、食後に毎回歯磨きをし、マウスピースを洗浄して装着することが大切です。食べかすが取り除けていない状態でマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
特に、歯と歯の間や、歯と歯茎の間は汚れが溜まりやすいです。歯間ブラシやデンタルフロスも使用し、ブラッシングだけでは取り除けない歯垢もしっかり取り除きましょう。
また、歯科医師の指示どおりに定期検診を受けることも重要です。定期検診では、虫歯や歯周病など、お口のトラブルが発生していないか、矯正治療は予定どおり進んでいるかなどをチェックします。
何らかのトラブルが発生しているにもかかわらず、定期検診を怠った場合は、治療計画に支障をきたす場合があります。
定期検診の頻度は、歯科医院やマウスピース矯正の種類によって異なりますが、2〜3ヶ月に1回程度であることが多いです。順調に治療を進めるために、指示どおり定期検診を受けましょう。
マウスピース矯正を正しく理解して失敗を防ごう
マウスピース矯正は、目立ちにくさや快適さといった多くのメリットがある反面、ほかの治療と同様に、リスクや注意点も伴います。経験の浅い医師が治療する場合や、十分にマウスピースを装着できなかった場合は、期待する効果が得られないケースもあるのです。
しかし、信頼できる矯正治療の専門医のもと、適切な診断と治療計画に沿って治療を進めると、安全に歯並びを改善できます。
また、患者さん自身の協力も欠かせません。トラブルなく治療を進めるには、毎日の歯磨きや装着時間の管理が大切です。
マウスピース矯正を検討されている方は、まずは正しい情報を知り、自分にとって最適な治療かどうかをじっくり判断することが大切です。失敗のリスクを回避し、理想の歯並びを手に入れるために、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
「エミニナル矯正」なら最低限の通院で治療ができるので、はじめの方のみ通院できれば場所にとらわれることなくマウスピース矯正を完結させられます。
総治療患者数2,000名以上の矯正治療を専門とした歯科医師(ドクター)が1人ひとりに合った治療計画を立て納得の仕上がりへ。
治療中は専属の医療チームが寄り添います。
エミニナル矯正では、マウスピース矯正が向いていない方には「無理に治療をお勧めしない」「他の治療方法を含めた適切な治療をご提案する」、経験豊富な歯科医師が「適切に治療判断する」ことを大切にしています。
矯正医院やセカンドオピニオン先をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。


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