より多くの女性が医療を受けられるように_Ladies clinic LOG原宿を編集部が取材

より多くの女性が医療を受けられるように_Ladies clinic LOG原宿を編集部が取材

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Ladies clinic LOG原宿は、生理の悩み・子宮の病気などの各種検査をはじめ、クリニック内で日帰り手術ができるなど、幅広い年代の女性に医療を提供しているレディースクリニックです。

今回は、ユアケア編集部がLadies clinic LOG原宿 清水拓哉院長を取材し、クリニック設立の経緯や診察で意識していることを取材してきました。また、日本のピル事情についても詳しい話を聞いてきました。

Ladies clinic LOG原宿が運用しているSNSも紹介しているので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者

ゆめ

ピル服用歴2年。ニキビ緩和と避妊を目的にマーベロンの服用を開始する。今では生理関係で悩むことが少なくなり、快適な日々を過ごしている。正しいピルの知識を伝えるために、日々女性に対するさまざまなことを勉強している。

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【ユアケア編集部の調査方法について】

ユアケア編集部では、実際にピルを服用している方へのヒアリングや、記事内で紹介しているオンラインサービスを編集部員が実際に利用してみるなど、読者にわかりやすく正しい情報をお届けするための調査を行なっています。

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独自調査①

ユーザーヒアリング

▼実際にユーザーインタビューをしている様子

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インタビューの様子

▼利用者へのヒアリング集計シート(一部)

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ユアケア_口コミ

ピル服用者やピルのオンラインサービス利用者に、ユーザーインタビューをしています。また、インターネット上で口コミ調査も行っており、利用者ならではのリアルな口コミを記事に反映しています。

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独自調査②

オンラインサービスの利用体験

▼実際に診療を受けている様子

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オンライン診断の様子

▼実際に購入したピル(一部)

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錠剤の画像

ユアケア編集部では、利用者へのヒアリングに加え、オンラインサービスの利用体験も行っています。利用することで分かったメリット・デメリットなどを紹介します。

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もえ
ユアケア編集部ライター もえ

ユアケア編集部は、女性の生活が少しでも豊かになることを目指し、ピルに関する最新情報を集め発信しています。女性の生活において何か参考になる情報があれば幸いです。

Ladies clinic LOG原宿 清水院長のプロフィール

【プロフィール】
杏林大学卒業後、筑波大学附属病院で初期研修。その後はけいゆう病院、横浜総合病院などで勤務。日本産婦人科学会専門医、日本産婦人科内視鏡学会技術認定医を取得。2023年9月原宿にLadies clinic LOG原宿を開業。

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Ladies clinic LOG原宿_設立への思い

Ladies clinic LOG原宿は、2023年9月にオープンしたレディースクリニック。明治神宮前駅から徒歩3分、原宿駅から徒歩7分とアクセスが良く、通いやすいクリニックとなっています。

また、初診からでもオンライン診療を受けられるなど、仕事や学業がある女性の方でも気兼ねなく相談できるように内装を工夫。月経困難症、過多月経など女性特有の悩みを解決できるよう、診察・子宮鏡手術・円錐切除術などの日帰り手術、性病検査も行っています。

今回は、Ladies clinic LOG原宿の清水院長にお話を伺いました。

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___Ladies clinic LOG原宿を設立した背景やきっかけを教えてください。

清水院長が設立したきっかけ

きっかけは、初診から治療、経過観察までワンストップでできるようにすれば患者様の負担が減るのではと考えたことです。

私は、総合病院などで産婦人科医として10年以上勤務してきました。そこで、クリニックからの紹介で受診され処置をしてからクリニックへ戻られる患者様が多くおり、初診から手術までワンストップで治療できれば患者様の手間を省けるのではと思い日帰り手術がメインのクリニックを開業することにしました。

Ladies clinic LOG原宿では、子宮頸がん検診で検査が必要な方には精密検査ができ、高度異形成であれば日帰り手術ができ、子宮内膜ポリープの検査&手術もできます。また、クリニックなので待ち時間が少なく手術日程の融通をきかせることが可能です。

患者様の日常生活をなるべく保てるようにしながら、初診から手術までを同じクリニックで処置できる体制を作っています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

高度異形成でも日帰り手術ができるのに驚きました!数日の入院が必要だと思っていたので、日帰りでできるとなると、仕事をしている女性や子供がいる女性にぴったりですね。

___基本理念に対する思いを教えてください。

Ladies clinic LOG原宿の基本理念
  • 社会で活躍する女性の美と健康の維持・増進に貢献する。

引用元:Log原宿HP

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近年、女性の社会進出が進み女性が活躍する場が増えてきている中で、産婦人科としてそういう女性たちを助けていきたいと考えております。それ以外でも、子育てや学業という形で活躍している女性たちにも貢献していきたいと思い、この理念を掲げました。

日帰り手術をメインにしたのも、活躍している女性のライフスタイルをなるべく崩さないようにするため。ほかにも、生理に関する症状で悩んでいる方を助けて、本来のパフォーマンスを発揮できるようにするのも我々の使命と感じています。

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1人1人の女性のチカラになれるようなクリニックを目指す

現在では月経に関連する症状を改善する治療法の選択肢も増えてきましたが、まだまだ普及していないと感じています。ピル・ディナゲスト・ミレーナといった方法を用いて健康の維持の手助けができたらと思っています。

月経関連以外でも婦人科疾患で苦しんでいる女性はいます。女性にとって女性ホルモンは美しさと健康に関わる大きな役割を持っていますが、生理痛や子宮内膜症、腫瘍などで悩まされることも

会社で勤務している方、妊娠中、子育てしている方、家庭で家族を支えている方、学校で学業、スポーツを頑張っている方など社会で活躍する女性が自分の人生を楽しく過ごせるように、1人1人の女性のチカラになれるようなクリニックを創っていきたいです。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

「経済的・機会的な損失を最小限にしながら、普段通りのパフォーマンスを」といった思いが伝わるインタビューでした。

___オンライン診療の時間を設けている理由を教えてください。

検査を受けた後の結果説明などはオンラインでもできるので、患者様の利便性を考えて設置しました。日中でも時間が空ていれば、オンラインで結果説明をすることがあり、会社のお昼休でも対応できるようにしています。検査と結果説明で2回クリニックに来てもらうよりは、検査の1回のみのほうが今のライフスタイルに合っているのではないでしょうか。

ほかにも、ピル処方関しては、仕事・学業・家事・育児で時間が取れない方でも内服できるように初診からオンライン診療を利用できるようにしています。

オンライン診療に限らず、Ladies clinic LOG原宿では10時から19時まで昼休みなしで診療しており、会社のお昼休みでも受診できるなど、「ライフスタイルを崩さないで受診」ができる体制を整えています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

「産婦人科が空いていない」「予約でいっぱい」「待ち時間が長い」といった多くの女性が産婦人科に抱えているモヤモヤを解消しているクリニックだなと感じました!

___患者様のライフスタイルを崩さず診療するようになった経緯を教えてください。

ライフスタイルを崩させない診察について

総合病院で働いている際、手術相談したときに入院が必要ということもあり、働いているなどの理由で日程調節に時間がかかることが多々あったことがきっかけです。

総合病院では入院が必要な手術でもクリニックなら日帰りでできる手術もあるので、患者様のメリットが第一と考えてライフスタイルを崩さない形での手術の提案ができるクリニックを開業しました。

紹介する病院を探す必要がありませんし、クリニックなら日程調整も簡単にできるので、患者様のライフスタイルに合わせて治療を受けられやすいのではないでしょうか。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

高度異形成の手術は入院が必要かと思ってましたが、日帰りで手術ができると聞いて驚きました。働いてる人や休みがとりづらい人にぴったりなクリニックですね。

患者様ファーストがLadies clinic LOG原宿の基盤

ここからは、Ladies clinic LOG原宿のスタッフやクリニックの内装など、検索するだけではわからないクリニックの内部についてお話を伺いました。

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___リラックスできる空間づくりで意識していることを教えてください。

まずは、入った瞬間の病院感をなくすようにしています。真っ白だったら緊張してしまうと思うので、派手さは抑えつつ木目調の落ち着いた雰囲気を最初に感じてもらえるように内装にこだわりました。産婦人科を受診することのハードルを下げられたらなと思っています。

ほかにも、スタッフから患者様への声掛けを重視しています。声掛けをこまめにすることにより、患者様側もスタッフのことやクリニックのことを分かってもらえて安心感につながると思っているので、無言にならないように、緊張させないように心がけています。

不安や緊張が強い患者様には、検査などでの痛みが増強する可能性もあるため力を抜く呼吸法を伝えるなど、リラックスして受診できるようにしています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

病院に入ると、知らず知らずのうちに緊張していることがありますよね。寄り添った診療をするための努力をされているクリニックだと感じました、

___患者様とのコミュニケーションでクリニックとして意識していることを教えてください。

まずは、偉そうにしないことです。上から目線のお医者さんもいらっしゃいますが、その姿勢は私はあまり好きではなく、患者様の目線の高さに合わせて打ち解けられるように心がけています。

ほかにも、患者様の中には、不安な点・心配な点・疑問点などを自分から言い出せない方もいるので、診察室では患者様の気持ちをくみとり、質問をするようにしています。「話したいことが話せなかった」「わからないことがわからないままだった」などといったモヤモヤを感じたまま診察が終わらないように、医師が一方的に話し、医学的な用語を並べ、知識のない人にしか理解のできない診察にはしたくないと思います。

私が男性ということもあるため、看護師と患者様で話す機会も設けています。クリニックという小規模だからこそ実現できる点だと思っています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

クリニックの口コミを見ても「先生をはじめ受付さんや看護師さんが優しく丁寧に対応してくださったので安心して手術を受けることができました。」など清水院長が優しかったというコメントが多くありました。
Ladies clinic LOG原宿のGoogle内口コミ

___スタッフの経験や専門性について教えてください。

クリニックのスタッフについて

スタッフの多くは、私が信頼している方たちです

事務は全員総合病院に勤めた経験があり、保険対応もでき、接客も任せています。婦人科外来の看護師は、私が以前勤めていた病院で信頼している方たちに。産科では、総合病院での経験が豊富な看護師が勤務しています。産科の一部看護師は、抗がん剤治療の副作用で毛が抜けていく患者様を診て「髪の毛はカツラしかないが、眉毛なら書ける」と思い、アートメイクの資格を取得しました。患者様想いの信頼できるスタッフばかりです。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

清水院長のお話とスタッフのお話を聞いて、「こういう産婦人科に通いたい」と思いました!

___SNSでの情報発信に力を入れている理由を教えてください。

Ladies clinic LOG原宿では、InstagramやTikTokのアカウントを運用しています。婦人科系のことを調べる際に、インターネットはもちろんのこと、SNSで検索される方もいらっしゃるのではないでしょうか。今や若者だけではなく、幅広い世代の方が見る情報ツールになっています。

産婦人科のピル・日帰り手術・不正出血・生理不順などの情報を発信することで、不安を抱えている方に届けたいと思い始めました。クリニックやスタッフの雰囲気がわかりやすいのは映像化することだと思っているので、投稿を見て受診のハードルを下げられたらいいなと思っています。

TikTokは次世代の若い方に。Instagramは文字多めで読めるようきれいに整えて情報発信をしています。

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Ladies clinic LOG原宿リンク一覧

___LINEを追加した際にでてきたセキュアサポートチャットはどのような機能でしょうか?

Log原宿の公式KINE画面

サポートチャットは患者様とクリニックが直接連絡しあえるツールです。チャットボットと誤解されることもありますが、診療時間内であればスタッフが直接お答えしています。電話をとれないときでも、チャットを投稿してもらえばできるだけ早く返事をするようにしているので安心してチャットを送ってほしいです。

例えば、ピルの飲み方・飲み忘れ・不正出血などの相談に回答しています。ほかにも、出血や違和感など日帰り手術後の疑問に関しても、クリニックで対応できるようにしています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

相談できる窓口があるだけで患者様の安心感がより増していると思いました。

日本のピル事情について

ここからは、清水院長が考える日本のピル事情についてお話を伺いました。

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___ピルのマイナスなイメージはまだ日本に定着していると思いますか?

清水院長のピルのマイナスイメージについて

日本では避妊のためにピルを内服するというイメージがあり、そもそも内服する必要がないと考える方や胃腸障害や血栓症といった副作用が怖いというイメージから嫌厭される方がかなり多いと思います。確かに避妊の効果は十分にありますが、実際には月経困難症、過多月経、PMSなどで辛い経験をして苦しんでいる女性を救う薬剤として認識していただきたいです。

以前は月に1回月経を起こすピルが主流でしたが、ピルを連続して服用することで最大120日間も月経を止めることができるピルも登場しています。月経を止めれば月経痛や出血で悩む必要も減りますし、PMSも改善できます。さらには、連続して内服することで副作用が減ることもわかっています。月経困難症には保険が適応できますので、経済的な負担も軽くて済みます

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Ladies clinic LOG原宿での対策について

ホームページで網羅的に説明しているので見ていただきたいのと、受診した際にも副作用に関して詳しい説明はするようにしています。ピルの副作用がどうしても怖い方、そもそもピルを内服できない方はディナゲストやミレーナの挿入をおすすめします。

ディナゲストは、1日2回飲む必要があるものの、休薬期間を挟む必要がありませんし、飲み忘れても不正出血が出ることはありません。副作用がない分ピルよりも飲みやすいかもしれません。ミレーナとともにどちらも、ピルと同様に月経困難症状、月経過多を改善します。もちろん、月経困難症の治療には保険が適応できます。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

ディナゲストは初めて聞きました!最近登場した薬なのでまだ知名度が高くないようです。女性特有の悩みには様々な対処法があるので、一度医師に相談してみましょう。

____アフターピルの市販化についてのご意見を伺いたいです。

清水院長のアフターピル市販化に対する意見

個人的には賛成です。アフターピルは、早く飲めば飲むほど避妊の可能性が高まります。避妊失敗する場面は、夜間などの病院がやっていない時間のほうが多いと思うので、病院より営業時間が長い薬局で買えるようになるのはいいことなのではないでしょうか。

薬局だと営業時間が長いですし、休日でも開いているので、緊急避妊が必要な人がすぐに購入できるのは望ましいことだと思います。避妊に失敗後、予期せぬ妊娠を防ぐにはアフターピルしか方法はありません。

産婦人科医として一番嫌なのが中絶手術です。クリニックで中絶手術をしていないくらい個人的にも中絶手術が嫌いなので、1人でも望まない妊娠を防げるのであれば、アフターピルの市販化が進むことはよいことだと思っています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

産婦人科医にお話を聞くと、「中絶手術はしたくない」「アフターピルの市販化に賛成」という方が多くいらっしゃいます。少しでも早く実用化してほしいですね。

さいごに

___Ladies clinic LOG原宿の今後の目標や展望等を教えてください。

清水院長_手術

内膜ポリープによる、子宮鏡下への日帰り手術をメインに取り扱っているクリニックは珍しいと思っています。

不妊治療中に内膜ポリープを指摘されることは多いものの、手術の日程を合わせで生理の周期を無駄にしてしまう女性がいますが、Ladies clinic LOG原宿なら、翌日に日帰りで手術ができ、早期に不妊治療を再開できます

ほかにも、生理痛があるのに我慢している女性たちへ、もっとピルの普及をしたいと思っています。「生理はもう我慢する必要ない」ということを広めたいです。生理をコントロールしながら自分の力を発揮できる女性を増やすためにも、SNSなどでの情報発信を続けていきます。

クリニックとして、レディースドックにも力を入れており、子宮頸がんで亡くなる方の撲滅にも貢献していきたいです。子宮頸がんの早期発見や不妊症治療前のポリープチェックができるよう、全体的に値段を下げています。

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ゆめ
ユアケア編集部ライター ゆめ

私が料金表を見たときに、レディースドックがとても安いと感じました。気になる方は、ぜひホームページをチェックしてみてください!

ユアケア編集部

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