禿げやすい人の特徴|20代・10代の若はげはどうしようもない?

AGA治療

禿げやすい人の特徴とは

20代の若い方や10代の高校生の中にも若はげやM字はげに悩んでいる方は多く、何か方法はないか探している方もいるかと思います。

また、そんな中「はげてしまってはどうしようもない」「恋愛対象外で気持ち悪いと思われるのでは」と不安になることもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、禿げやすいひとの特徴をご紹介し、おすすめの予防・治療方法を解説します。

AGAは治るのかやはげはどこからか、はげの原因がテストステロン・隔世遺伝・アルコールというのは本当かについても解説します。

この記事の監修医師
小林 亮太 先生
■経歴
2019年 鹿児島大学医学部 卒業
2021年 初期臨床研修終了
2021年 大手美容クリニック入局
2023年 美容クリニック院長
2024年5月 横浜(みなとみらい)で
新規開業の美容皮膚クリニック院長予定
■所有資格
・日本抗加齢学会
・日本美容皮膚科学会
・日本内科学会
・カスタマイズ治療研究会

禿げやすいひとの特徴|若いのにはげの原因・理由とは

若いのにはげの原因

禿げやすい人の特徴には、主に以下のようなものがあります。

  • 家系に薄毛の人がいる
  • 生活習慣が乱れている
  • AGAを発症している

また上記の点は、若い年齢にしてすでに薄毛やはげになっている人の原因・理由でもあります。

そこでここからは、若はげの原因・理由についてより詳しく解説していきます。

「20代なのに薄毛が気になる」「若はげになってしまった理由を知りたい」という方は、自分に当てはまるものがないかチェックしてみよう。

テストステロンがはげの原因?

男性ホルモンの一つであるテストステロンが増えることがはげの原因と思っている方もいるかと思いますが、テストステロンが薄毛・はげの直接の原因というわけではありません

薄毛の直接の原因となっているのは、男性ホルモンの一つであるジヒドロテストステロン(DHT)です。

DHTは、前頭部や頭頂部に存在する5αリダクターゼⅡ型という酵素とテストステロンが結合することで生成され、DHTが過剰分泌することでAGA(男性型脱毛症)が発症します。(参考1):日本皮膚科学会ガイドライン-男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

また、このAGAの発症の原因は、遺伝によるものが一番大きいと言われているわ。

はげは隔世遺伝?防止する方法はある?

薄毛・はげの原因は遺伝であることが多く、父親に薄毛の症状がない場合でも祖父や曽祖父など家系に薄毛・はげの人がいる場合は、隔世遺伝している可能性があります

遺伝によるAGAの発症自体を防止することはできませんが、AGAによる薄毛やはげを予防することは可能です。

そのため、もし家系に薄毛・はげの人がいるという方は、以下の方法を試してみてください。

  • 生活習慣を整える
  • ストレスを溜め込まないようにする
  • 喫煙・過剰な飲酒は控える
  • ヘアケアを正しくおこなう
  • AGA治療を検討する

生活習慣の改善やストレスの解消、正しいヘアケアをおこなうことは、日常的に心がけて実践していくことが重要です。

AGA治療に関しては、少しでも早い段階で始めた方が効果的であるため、薄毛が気になってきた場合はできるだけ早く始めるのがおすすめだ。

はげはアルコールが原因って本当?

アルコールの摂取が薄毛・はげの直接の原因になるということはありませんが、過剰な飲酒によって髪が細くなってしまったり抜け毛が増える可能性はあります

過剰な飲酒が薄毛・抜け毛に繋がる理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 血行不良になる
  • 髪に必要な栄養素がアルコール分解に使われる
  • 睡眠の質が低下しホルモンバランスが乱れる
  • ジヒドロテストステロンが増加する可能性がある

過剰な飲酒は薄毛・はげの原因になるだけでなく身体の健康をも阻害してしまう可能性があるため、注意するようにしよう。

高校生・大学生の10代の若はげは治る?

10代の高校生・大学生の若はげの原因は以下のようにさまざまありますが、原因によって治るものと治らないものがあると言えます。

  • 生活習慣の乱れ
  • 円形脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 脂漏性皮膚炎による脱毛
  • 抜毛症
  • AGA(男性型脱毛症)

まず、偏った食事や睡眠不足、運動不足が原因の場合は、生活習慣を整えることで改善することができるでしょう。

また、円形脱毛症や牽引性脱毛症、脂漏性皮膚炎による脱毛の場合は皮膚科、抜毛症の場合は皮膚科や心療内科などで適切な治療をおこなうことで治る可能性が高いと言えます。

AGAに関しては、現在の治療方法では完治させることはできませんが、適切なAGA治療をおこなうことで抜け毛や薄毛を予防・改善することは可能です。

このように10代の抜け毛・薄毛の原因はさまざまあり治療方法も異なるため、抜け毛・薄毛が気になり始めた場合は一度医師の診断を受けてみてね。

20代のAGAは治る?

AGAは進行型の脱毛症であるため完治はしませんが、適切な治療をおこなうことで薄毛を予防することは可能です。

また、AGA治療は症状が出てからなるべく早い段階でおこなった方が効果的であるため、20代ですでに薄毛や抜け毛に気付いた場合はできるだけ早く治療を受けるのがよいでしょう。

M字はげの20代男|抜け毛・薄毛がひどい原因は?

20代の若はげの中には、おでこの生え際が剃り込みのように後退してしまうM字はげも多いです。

M字はげに明確な基準はありませんが、左右の生え際が指2本分ほど後退している場合はM字はげと言えるでしょう。

また、抜け毛・薄毛がひどくなりM字はげになってしまうことには、以下のような原因が考えられます。

  • 生活習慣の乱れ
  • 牽引性脱毛症
  • AGA(男性型脱毛症)

生活習慣の乱れによって頭皮の血行が悪くなったりホルモンバランスが乱れたりすることも、M字はげの原因となる場合があります。

また、髪を強く結んだり、帽子やヘルメットをかぶる習慣がある方は、髪の毛が引っ張られることで牽引性脱毛症を発症している可能性もあるでしょう。

他にも、おでこの生え際の抜け毛・薄毛はAGAが関係していることも多いため、AGAの発症が原因である確率も高い

30歳ではげるのは普通?

ホットペッパービューティーが2021年におこなった調査では、薄毛が気になりだした年齢は男性で約38歳となっています。(参考2):(株)リクルートホットペッパービューティーアカデミー-2021年薄毛調査報告書

そのため、薄毛が気になってくる年齢は30代くらいが平均と言えるでしょう。

しかし、抜け毛や薄毛の原因はさまざまで、はげに悩む年齢層も若い10代の方から60代以上の方まで幅広いため、”30歳になってはげるのは普通”と一概に言うことはできないでしょう。

はげはどうしようもない・人生終了?

はげはどうしようもない

抜け毛や薄毛が進行しはげてしまった場合、「どうしようもない」「人生終了だ」と落ち込んでしまう人も多いかと思いますが、そのようなことは一切ありません

抜け毛・薄毛の原因を突き止めてそれぞれの症状に合った適切な治療をおこなうことで、抜け毛の予防・薄毛の改善ができる可能性は高いです。

そのため、「最近抜け毛が増えた」「薄毛が気になっている」という方は、落ち込まずにまず医師に相談してみよう。

はげは治らないと言われる理由とは

「はげは治らない」と言われる理由は、日本人の多くが発症しているAGAが進行型の脱毛症であるためと考えられます。

AGAは日本人の約3人に1人もの人が発症すると言われている脱毛症ですが、AGAは進行型であるため予防・改善はできても完治させることはできません

そのため、薄毛の大きな原因の一つであるAGAが治らないことから「はげは治らない」と言われているのかもしれません。

しかし、薄毛・はげの原因はAGAだけではないため、原因がはっきりしない方は一度医師の診断を受けてみてね。

はげは恋愛対象外でもてない?結婚できない?

薄毛・はげになった方が『恋愛対象外でもてない』『結婚できない』ということは、一切ありません

実際に、薄毛の方でも恋愛を成功させたり結婚したりしている方は多くいます。

私の彼氏は割とコンプレックスあるようで薄毛やアトピーが全身にある事やその他色々な事を気にしてるようなのですが。私からしてみれば全部些細な事で見た目が今後どう変わっても好きな事には変わりないんですよね。引用元:X-@ikulaGIRL

しかし、もし薄毛・はげをコンプレックスに感じて恋愛に積極的になれないという方は、AGA治療などで薄毛を改善し自信をつけることもおすすめよ。

はげは気持ち悪いと思われる?

薄毛・はげだからといって気持ち悪いと思われることはありません

しかし、「薄毛だと気持ち悪いと思われるのでは?」と過剰に心配になってしまう場合は、ネガティブな感情がまわりに伝わってしまうことがあるかもしれません。

そのため、薄毛で自信が持てない方や薄毛をネガティブに考えてしまう方は、AGA治療を検討したり身なりを整えたりして気持ちを前向きにするようにしましょう

はげでもかっこいい人は多い!受け入れるにはどうする?

自分がはげていることに悩んだり落ち込んだりする人は多いかと思いますが、薄毛・はげの人でもかっこいい人はたくさんいます

また、「自分ははげている」と思っている人の中には、実ははげだと思い込んでいるだけの人も。

とくに、AGAの特徴でもあるつむじはげは思い込みである場合も多いため、以下の基準を参考にして自分は本当につむじはげなのかどうかをチェックしてみてください。

  • 頭頂部の頭皮が透けて見える
  • 頭頂部の頭皮が赤っぽい・茶色っぽい
  • 頭頂部の毛流れがはっきりしていない
  • 頭頂部の髪が細い、または短い

上記に当てはまっていない場合は、つむじはげではない可能性が高いぞ。

また、もし自分の薄毛・はげが思い込みでなかったとしても、以下の方法で自分自身を受け入れていくようにしましょう

  • AGA治療をする
  • 自分磨きをする
  • 薄毛でかっこいい人を見つける

薄毛の改善に力を入れたり自分磨きをしたりすることで、自分に自信をつけることができるだろう。

はげはどこから?おでこの基準

生まれつきおでこが広い人・生え際がM字気味になっている人もいるため、おでこのはげの基準は明確にはありません

しかし、以下に当てはまるような場合は薄毛・はげになっている可能性があります。

  • 以前と比べて生え際が後退した
  • 生え際の髪の毛が細くなった
  • 生え際の髪の毛がやわらかくなった

上記のように、以前の状態と比べてどうなったかを見てみるとよいでしょう。

はげは何歳・いつから始まる?

薄毛・はげの原因はさまざまあり、発症する年齢も人それぞれです。

薄毛・はげと聞くと年齢を重ねた人のイメージを持つ方も多いかと思いますが、例えば10代後半などの若い男性でもAGAや円形脱毛症、脂漏性皮膚炎による脱毛など薄毛が始まる方もいます。

また、薄毛の原因の一つでもあるAGAの発症率を見ても、20代で約10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40数%と年齢とともに増加してはいくものの、発症年齢はさまざまです。(参考3):日本皮膚科学会ガイドライン-男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

濡れた髪ではげるのはセーフ?

髪の毛が濡れると髪の毛同士がくっつき束感ができるため、頭皮が透けやすくなりはげていない人でもはげて見えることがあります

しかし、髪を濡らしたときに以前よりも頭皮の見える割合が増えてきた場合は、薄毛が進行している可能性も

ただし、髪が濡れている状態では薄毛の判断はしづらいため、髪を乾かした状態でチェックをするのがおすすめだぞ。

はげ治療&予防でおすすめの方法

はげ治療のおすすめ

薄毛・はげは、治療で改善したり予防したりすることが可能です。

そこでここからは、薄毛やはげの治療・予防方法おすすめ3選をご紹介します。

「最近抜け毛が増えた気がする」「薄毛がどんどん気になってきた」という方は、ぜひ参考にしてね。

①育毛剤を使う

抜け毛を予防したい方は、育毛剤を使うのがおすすめです。

育毛剤には、頭皮の機能を高めて脱毛を予防し、毛髪を正常化する効果があります。(参考4):くすりの解説-新しい育毛剤の効果

しかし、育毛剤は発毛を促すものではなく、頭皮の血行促進や保湿などあくまでも頭皮の環境を整えて抜け毛防止などに効果を期待できるものです。

そのため、「髪の毛が細くなってきた」「髪の毛が抜けやすくなってきた」などの悩みがあり、今ある髪の毛を育てて抜け毛を防ぎたいと思っている方に適していると言えるでしょう。

育毛剤は医薬部外品であるため、ドラッグストアなど市販で購入することが可能よ。

②発毛剤を使う

抜け毛や薄毛が進行してきている方は、発毛剤を使うのがおすすめです。

発毛剤には、毛髪の細胞を活性化させて頭皮に新しい毛を生やす効果があります。

発毛に効果があるミノキシジルが配合がされた塗り薬は厚生労働省から承認を受けており、基本的には皮膚科やAGA専門クリニックで処方を受けることが可能です。

そのため、「頭頂部や生え際の後退が進んできた」「抜け毛の量が増えてきた」という方は一度医師に相談して使用を検討してみよう。

③AGA治療を始める

AGAの特徴である頭頂部・おでこの生え際の薄毛が気になっている人は、AGA治療を始めるのがおすすめです。

AGA治療では、内服薬や外用薬、頭皮に有効成分を直接注入するメソセラピー、植毛などをそれぞれの症状や目的に合わせておこないます。

AGA治療は、症状が出てからなるべく早い段階でおこなうのが効果的ですが、症状が進行してしまっている方でも効果は十分期待できます

そのため、薄毛・抜け毛に悩んでいる方は一度治療を検討してみるとよいでしょう。

ただし、薄毛・はげの原因はすべてがAGAというわけではないんだ。そのため、まずは皮膚科やAGA専門クリニックで医師の診断を受けてみよう。

まとめ

今回は、禿げやすいひとの特徴や若はげの原因、おすすめの予防・治療方法などをご紹介しました。

  • 男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)は、薄毛の原因の一つ
  • 父親が薄毛でなくても、祖父や曽祖父などから隔世遺伝する可能性がある
  • はげ予防のために、生活習慣を整える・ストレスを解消することが重要
  • 抜け毛予防には育毛剤、発毛促進には発毛剤を使用するのが効果的
  • AGAは、予防・改善が可能であるためAGA治療を始めるのがおすすめ

遺伝や男性ホルモンの影響で若はげになる人は多くいますが、薄毛やはげは予防・治療することが可能です。

また、若はげの原因の一つであるAGAは、早期に治療を始めることで抜け毛の予防や薄毛の改善の効果を早く実感することができます。

そのため、若はげや薄毛に悩んでいる方は、今回の記事を参考に自分に合った予防・治療方法を見つけてみてください。

▼参考にしたページ一覧

(参考1,3):日本皮膚科学会ガイドライン-男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

(参考2):(株)リクルートホットペッパービューティーアカデミー-2021年薄毛調査報告書

(参考4):くすりの解説-新しい育毛剤の効果

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