脱毛についてのギモンや正しい処理方法についてなど、クリニックだからこそお伝えできる脱毛についての正しい情報を随時更新しています!
2023.06.13エクソソーム
【医師が解説】エクソソームの注入方法はダーマペンが最も効果的?
そもそもエクソソームとは
エクソソームとは?
エクソソーム(幹細胞培養上清液)は、再生医療の一環として、美容医療や再生医療、そしてがんなどの免疫療法分野で注目されています。幹細胞培養上清液は、エクソソーム治療で使用されるもので、サイトカイン(成長因子)やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、美容・健康・抗老化に重要な成分が多く含まれています。現在、世界各国でエクソソーム(幹細胞培養上清液)を使用した臨床研究や治療が行われており、対象となる疾患や症状もますます広がっています。
エクソソーム治療はどんなことをするの?
エクソソームは、体内への注入によって効果を発揮するため、直接体内に注入可能な点滴やダーマペン、注射などの方法で施術が行われます。
エクソソーム治療で期待できる効果
エクソソーム治療は、エクソソームを肌へ直接注入することによるターンオーバー促進作用や抗酸化作用によって、小じわ、たるみ、乾燥、ニキビ、赤みなどの改善効果が期待されます。また、頭皮への直接注入によるエクソソームの効果により、発毛や育毛の促進が期待されます。
なぜダーマペンによるエクソソーム注入が効果的なのか?
そもそもダーマペンとは?
ダーマペンは髪の毛よりさらに細い超極細針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、肌の回復力を向上させる治療です。 コラーゲンやエラスチンが生成されることで、肌のハリや弾力の回復、色素沈着によるニキビ跡や毛穴の開き、毛穴のたるみ、小ジワの改善効果が期待できます。
ダーマペンが効果的な理由
①相乗効果が狙える
ダーマペンをつかって肌に小さな穴を開け傷つけることで自然治癒力が作用し、肌を元の状態に戻そうとする力が働きます。この作用を利用してお肌のコラーゲン生成を促進させシワやたるみ、肌の組織を新しくすることでさまざまな肌トラブルを改善させます。このダーマペンにエクソソームを併用することでより効率的かつ効果的な美肌治療が実現できます。
②極細針で肌に直接エクソソームを注入できる
ダーマペンにエクソソームを組み合わせることで、ダーマペンで開けた小さな穴を通じてエクソソームの製剤が真皮まで浸透し、派手なニキビ跡やクレーター、アトピー性皮膚炎などさまざまなトラブルに高い効果を発揮します。回数を重ねることで肌の凸凹が改善されたり、肌が強くなっていくことで大幅に肌改善へと導きます。
ダーマペンによるエクソソーム治療の効果が実感 期間・回数・頻度は?
施術後どれくらいで効果を実感できるか?
一般的に1回目の治療から実感できると言われています。
施術回数による効果の違いは?一回でも効果を実感できる?
個人差はありますが、1回目の治療から肌の改善を実感できますが、3〜5回ほどの施術を受けることで、より改善が見られます。
頻度による効果の違いは?どれくらいの期間を空けるのが効果的?
効果の実感は目的によって異なります。例えば、美肌治療では、1回の施術でも肌のツヤや潤いを実感できる人もいます。ただし、効果をしっかりと実感するには、1〜2週間に1度の間隔で3回ほどの注入が推奨されています。
ダーマペンによるエクソソーム注入に副作用やデメリット はある?
副作用①幹部に赤み・腫れ・かゆみが出ることがある
注射などを用いてエクソソームの注入を行うと、施術後に一時的な赤みや腫れが現れることがあります。これは通常、時間の経過とともに自然に回復しますので、心配する必要はありません。
ただし、腫れが長期間続いたり、強い痛みが現れたりする場合は、感染症が疑われる可能性もありますので、医師に相談することをおすすめします。医師が適切な処置を行ってくれます。
副作用②稀にアナフィラキシー反応が起こることがある
常にまれなケースではありますが、エクソソーム注入によりアレルギー反応が起こり、アナフィラキシー反応(血圧低下や嘔吐などの症状)が現れるリスクが存在します。一般的にはアレルギーのような拒否反応は非常にまれですが、個人の体質によっては絶対的な安全性を保証することはできません。したがって、以前に薬剤によるアレルギー反応があった場合は、事前に医師に伝えることが重要です。
デメリット①自費治療なので費用が高い
エクソソーム治療は自由診療であり、保険の適用はされません。また、継続的な治療が必要とされるため、治療の費用が高くなる傾向があります。エクソソーム治療の費用は施術の回数や注入量、クリニックによって異なる場合がありますので、具体的な費用については医療機関に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。治療費に関しては、事前にクリニックと相談し、適切な支払いプランや費用の見積もりを確認することが重要です。
デメリット②献血ができなくなる
エクソソーム治療では、ヒト由来の幹細胞培養上清液が使用されますので、献血は受けることができません。
現在の検査法ではエクソソーム治療に使用される幹細胞培養上清液の安全性を確認することができないため、献血を行う方は注意が必要です。
献血を定期的に行っている方は、エクソソーム治療を受ける前に医師に相談し、献血の制限事項や安全性について確認することをおすすめします。
ダーマペン以外のエクソソームの注入方法
注射による注入
概要
一般的に、エクソソームの注入法としては「パピュール法」と「ナパージュ法」がよく使われます。パピュール法は、皮膚の表皮と真皮の間に注入する方法で、深い部位に効果を期待することができますが、注射時には痛みを感じることがあります。
一方、ナパージュ法は極細の針を使用し、皮膚の浅い部分に注入するため、痛みは比較的抑えられます。手動による注射のため時間はかかりますが、顔の特定の部位の治療や、注入量や深さを微調整することができるというメリットがあります。
向いている治療
・顔の若返り
・発毛や育毛
点滴による注入
概要
点滴による施術は、エクソソームを血管内に注入し、全身に効果をもたらします。これにより、美肌治療や頭皮の治療だけでなく、免疫力の向上や病気の予防にも効果的です。エクソソームは血管内皮細胞の炎症や酸化を抑える働きを持っており、血管を健康で弾力のある状態に保つことに役立ちます。
この施術はエイジングケアや免疫療法、健康維持、疾病予防など、さまざまな目的に幅広く対応することができます。さらに、点滴による注入はダウンタイムがないため、気兼ねなくいつでも施術することができます。
向いている治療
・全身の若返り
・薄毛や抜け毛の予防対策
・免疫力や体力アップ
まとめ
エクソソーム治療は、体内への注入によって効果を発揮するため、直接体内に注入可能なダーマペン、注射、点滴などの方法で施術が行われます。
この中でも特にダーマペンはエクソソームとの相性もよく高い効果が期待できます。
ダーマペンによるエクソソーム注入に少しでも興味がありましたら専門の医師に相談することをおすすめします。
リアラクリニックではダーマペンによるエクソソーム注入の無料相談も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
よく見られている記事