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2020.07.17知識

どう異なる?クリニックとエステでのHIFUの違い

この記事の監修医師

リアラクリニック
楯 直晃 先生

多くのクリニックやエステでその名前を耳にするようになったHIFU。

High Intensity Focused Ultrasoundの頭文字を取って命名された施術のことで、「高密度焦点式超音波」を意味しています。

たるみやシワにお悩みの方におすすめの治療で、皮下組織・SMAS筋膜に超音波を一点集中で照射し、熱で引き締める仕組みです。

フェイスラインから目元まで、カートリッジを変えることで幅広い部位のたるみやシワにアプローチできることが魅力といえるでしょう。

今回は、HIFUの中でもクリニックで受けられるものとエステで受けられるものとに分け、違いについて詳しくご紹介します。

クリニックでのHIFUとリフトアップエステとの違い①使用する機械と施術者

まずは使用する機械と施術を行なう人の違いについて見ていきましょう。

◇使用する機械

クリニックとエステで受けられるHIFUの大きな違いとして挙げられるのが、使用する機械です。

クリニックでのHIFUは、医療行為が認められているため、医療用の出力が高い機械を使用できることが特徴です。

対して、リフトアップエステは医療機関ではないため、出力の弱い機械しか使えないのです。

出力の強弱によって1回あたりの施術で感じられる効果が異なり、満足いく結果を得られるまでの回数も変わります。回数が増えると結果として費用もかさむので、1回の価格だけで比較するのではなく、トータルで考えた方がいいでしょう。

◇施術者

クリニックとリフトアップエステとでは、施術者も異なることが特徴です。

クリニックでのHIFUでは、専門知識を持ったプロである看護師が治療を行ないます。医療用の機械を取り扱える人しか施術ができないので、クリニックでは基本的にプロが行なってくれると考えていいでしょう。

そのため、万が一火傷してしまっても迅速な処置をしてもらえます。すぐに適切に対処してもらえるので安心感があるといえます。

対して、リフトアップエステでは一般スタッフが施術を行なうことが一般的です。店舗や本部での研修のみでお客様への施術を行なっているので、いざというときにはすぐに対処してもらえない可能性があります。

中には、火傷や神経損傷のトラブルが起こり、その際も自分で病院へ行かなければいけなかったというケースもあります。リスクを踏まえてから選ぶようにしましょう。

クリニックでのHIFUとリフトアップエステとの違い②効果の出方と痛み

クリニックでのHIFUとリフトアップエステでのHIFUとでは、効果の出方や痛みの感じ方にも差があります。

◇効果の出方

クリニックでのHIFUは、先ほど紹介した通り医療用の機械を使っているため、一度の施術でも効果を感じやすいといえます。

対して、リフトアップエステで用いられている機械は出力が弱いため、一度ではあまり効果を感じられません。何度も通うことでようやくクリニック1回分の効果を感じられると考えていいでしょう。

◇効果が持続する期間

クリニックで受けられるHIFUは、1回の治療で約6カ月効果が持続することが特徴です。治療後すぐに効果を感じ始め、ピークは約3ヶ月後だともいわれています。

対して、リフトアップエステで受けられるHIFUは、クリニックに比べて効果の持続期間は短いのです。その分、効果を維持するために頻繁に通う必要があります。

◇ダウンタイム

ダウンタイムに関しては、クリニックでのHIFUもリフトアップエステでのHIFUもほとんどありません。ダウンタイムがないことで、気軽にチャレンジしやすい施術といえます。

◇痛み

痛みは出力を上げることで増すため、クリニックでのHIFUは痛みを感じることがあります。パワーをアップするとより感じやすくなるので、痛みに弱い人は事前に申告のうえ、調整してもらうことをおすすめします。

対して、リフトアップエステでは出力に限りがあるので、痛みを感じるほとんどないでしょう。もちろんリフトアップエステでも出力の調整は可能なので、最初は弱めからスタートしたい場合はスタッフの方に相談するのがおすすめです。

クリニックでのHIFUとリフトアップエステとの違い③施術時間とアフターケア

続いては、施術にかかる時間とアフターケアについて比べていきます。

◇施術時間

クリニックでのHIFUは、出力が高い分短い時間でサッと終われます。部位によっては10分で済ませられることもあります。大体10分から60分程度と考えておきましょう。

対して、リフトアップエステでの施術時間は、30分から60分ほどです。マックスの時間はクリニックでもエステでもそれほど差はありません。

◇アフターケア

クリニックでのHIFUは、トラブルに発展する可能性は低いといえます。もしトラブルになった場合も、専門知識を持った医師と看護師が対応するので安心できるところがポイント。アフターケア体制もしっかり整えているところがほとんどです。

対して、リフトアップエステではトラブルに発展した報告があることが事実。肌に以上が起こった場合も一般スタッフは処置できないため、自分で病院へ行く必要があります。

異常が起こったことや病院で治療を受けたことを伝えて治療費を負担してもらったケースはありますが、アフターケア体制はそれほどしっかりしていないところが多いといえるでしょう。

クリニックでのHIFUとリフトアップエステとの違い④費用と期間

クリニックとリフトアップエステとでは、費用とかかる期間にも差があります。

◇費用

クリニックでのHIFUは、少ない回数で効果を感じられることが特徴。そのため、1回分は高いですが、総合的に考えると安く済むといえます。

対して、リフトアップエステは先ほども伝え通り出力が弱いため、何度も通う必要があります。クリニックと比べて1回分は安いのですが、何度も通うことで結果として費用がかさんでしまう傾向にあります。

費用は1回分で比較してしまいがちですが、HIFUは何回か通うことでより継続的な効果を得られるものです。費用に関しては一度立ち止まって冷静に考えてみることをおすすめします。

◇期間

クリニックでのHIFUは、1回の施術で効果が最大6ヶ月持続します。効果のピークは施術3ヶ月後あたりだといわれているので、4~6ヶ月に1回のペースで通うことが推奨されています。

対して、リフトアップエステは使用している機械の出力が弱いため、クリニックよりも頻繁に、何度も通う必要があります。

安全かつ確実に効果を得るならクリニックでのHIFUがおすすめ

一見するとあまり違いないように感じるクリニックとエステでのHIFU。そのため、価格だけ比較して1回分の価格が安いリフトアップエステを選ぶ人がいますが、実はトータルで比べてみると、クリニックでのHIFUの方が安く済むこともあります。

また、サポート体制や使っている機械も大きく異なるため、早く確実にリフトアップ効果を得たい、かつ安心して治療を受けたいと考えている場合は、圧倒的にクリニックの方がおすすめです。

リアラクリニックでは、医療用のHIFUを使い、専門知識のある看護師が施術しています。1回で効果を感じられ、安心して受けられることが魅力のひとつです。

疑問を取り除いてから施術を受けるか決められるよう、カウンセリングの時間もしっかり取って対応しているので、気になる方はぜひ一度カウンセリングへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修医師

リアラクリニック
楯 直晃 先生

日本抗加齢医療学会会員、日本内科学会内科認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本医師会認定産業医

熊本大学卒業後、初期臨床研修を経たのち約3年間総合診療で勤務し、幅広く診療を行った後、救急・集中治療部で2年程勤める。その後日本抗加齢学会会員となり、エイジングケアの研究に努めている。

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