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2021.07.15ワキガ治療

臭い対策がうまくいかない理由を解説!食事でワキガ体質を改善する方法

この記事の監修医師

リアラクリニック
楯 直晃 先生

もし自分でワキガかもしれないと感じているなら、すでに制汗剤やデオドラントケア製品は試されているのではないかと思います。しかし、思うようにコントロールできないのがワキガの臭いです。

世の中には汗や臭いに対するさまざまな商品が出回っていますが、一時的に臭いを消すことができたとしても臭いの原因が続いていると、時間の経過や再び汗をかくことで臭いが元に戻ってしまいます。

しかし、ワキガの臭いは食事によって抑えられるケースも。食事を見直して体質改善ができれば、臭いをほとんど気にしない生活も夢ではありません。

今回はワキガ対策がうまくいかない理由と使い方のひと工夫、汗や臭いの発生を食生活でコントロールする「体質改善」を目的とした臭い対策をご紹介します。

また皮膚科や美容クリニックで行われている一般的なワキガ治療についての費用やダウンタイムなどのデメリットについても説明しているので、自分に適した方法を探してみてください。

目次

  • 1. 市販品ではうまくいかない理由

  • 2. 食生活でワキガ体質を改善する方法

  • 3. 自分に合ったわきが治療の選び方

  • 脇の臭いがコントロールできないときは、リアラクリニックへ

  • 1.市販品ではうまくいかない理由

    夏になると汗をかく場面が増えるので、「制汗剤」「汗拭きシート」「芳香剤」「除菌スプレー」など、多くの人が市販の用品で汗や臭いに対してちょっとした対策をとっている人が多いと思います。

    男性用女性用も含めて多種多様な商品が充実しているにも関わらず、どうしてワキガの悩みはうまく解消されないのでしょうか?

    その理由と共に、より効果的な臭い対策をご紹介します。

    1-1.ワキガ臭への効果が一時的

    ワキガの臭いはアポクリン汗腺からの汗に反応して、増えた雑菌が発生させる成分が増えることで臭うようになります。とくに脇は体温が下がりにくく蒸れやすい環境なので、臭いが強い部位です。

    市販品にはワキガの臭いやアポクリン汗腺からの汗を抑えることはできますが、臭いを発生させている雑菌には作用しないので、その効果は一時的です。

    さらに効果が切れると臭いの元となる汗は発生し続けるため、数時間おきのケアを怠るとすぐに臭いは再発します。

    ●制汗剤は一時的に汗を減らす

    制汗剤には「クロルヒドロキシアルミニウム」や「ミョウバン」など、毛穴を一時的に縮める作用のある成分が入っています。

    これにより、通常通り状態よりも汗の量を抑えることができますが、効果に持続性はないので毛穴が元に戻ると汗の量も元に戻ってしまいます。

    ●デオドラント製品は雑菌や臭い成分を減らす

    デオドラント製品には殺菌成分(銀イオン、ベンザルコニウム塩化物など)や消臭成分(酸化亜鉛、ミョウバンなど)といった、臭いを発生させる雑菌や臭いの原因物質そのものにアプローチする成分が入っています。

    せっかくニオイケアをした後でも、すでに増えてしまった雑菌は臭いを発生し続けます。雑菌が発生させる臭いの成分が増えてくると、再びワキガの臭いは発生してしまいます。

    1-2.効果的なタイミングで使えていない

    制汗剤もデオドラント製品も使用するタイミングによっては効果がうまく発揮されないことがあります。臭いをうまく抑えるためにも、それぞれの性質を知って正しいタイミングで使用しましょう。

    ●制汗剤は活動直前に使う

    制汗剤は汗をかく前のタイミングで使用するのがベスト。制汗剤による臭い対策はアポクリン腺からでる汗や皮脂の量を抑えることが重要で、悪臭の素を増やさないのが目的です。

    すでに汗を大量にかいた後に使っても臭いを抑える効果は薄く、その場合には制汗剤よりもデオドラント製品のほうが効果的です。

    また、爽快感の強いスプレータイプの物が一般的で、スポーツをする人によく使用されていますが、その風の勢いで臭いを周りにまき散らすことにもなりかねません。できれば1人きりのときやプライベート空間で使用しましょう。

    ●デオドラント製品はこまめに使う

    デオドラント製品はこまめな使用で臭いを抑えられるのが特徴です。

    そもそもデオドラント製品は臭い成分に作用するように作られています。殺菌効果があれば、よりワキガの臭いを抑える効果が期待できます。

    1度発生した臭いを消すのは時間がかかるので、その前にこまめに使用して肌を清潔に保つことで臭いに対してより高い効果を発揮します。

    1-3.選び方が間違っている

    制汗剤もデオドラント製品もたくさんの種類がありますが、自分の使い方に合った物を選ぶようにしましょう。

    ●制汗剤はパウダー入りで効率的に臭いを減らす

    女性には芳香タイプを好む人が多いですが、ワキガの臭いと混ざりあって逆に不快な悪臭へと変わる可能性があります。できれば無臭タイプで殺菌成分の入ったものを選ぶようにしましょう。

    パウダーが入っているものなら成分が肌に密着して汗や皮脂を吸収してくれるので、より臭い成分を分解しやすく殺菌効果も見込めます。

    ●デオドラント製品はクリームタイプで持続力アップ

    デオドラント製品そのものには汗を抑える能力はありません。汗の量が多いことが原因で臭いを発生させているのであれば、制汗成分が含まれているのもを選ぶようにしましょう。

    こまめに使用したいならシートタイプやスティックタイプが便利ですが、クリームタイプは汗に強く、しっかりと肌に密着してくれるので、臭いを抑える効果が続きやすいです。

    2.食生活でワキガ体質を改善する方法

    ワキガは遺伝的な要素も強く、病気というよりは強い臭いができやすい体質と考えてもらえるといいでしょう。つまりワキガ体質を改善すると、完治まではいかなくともワキガ独特の臭いが発生しにくくなると考えられます。臭い対策がうまくいかないときや治療には抵抗があるのなら、食事による体質改善を試してみるといいでしょう。

    2-1.野菜中心の和食にする

    欧米人に体臭が強い人が多いのはもちろん体質ですが、普段の食生活も大きく関係しています。高脂肪でスパイスがふんだんに使われている食事は汗腺の働きが活発になり、臭いがきつくなりがち。

    一方で動物性の脂肪分やスパイスがあまり使われない和食は臭いの発生が少ない食事の代表です。

    ●動物性脂質やタンパク質を多く含む食材

    脂身の多い肉類やチーズなどの乳製品には動物性の脂質やタンパク質が多く、食べると代謝があがって汗をかきやすくなります。食事によって吸収された脂質やタンパク質は、汗と一緒にでて臭いの素になるのでワキガが悪化する可能性が高くなります。

    しかし、脂質は肌のバリア機能を維持するのに必要なので、脂身の少ない肉を選んだり、大豆製品や魚を積極的に摂るようにしましょう。また肉や乳製品を使った料理は1品に抑え、魚や野菜でお腹をみたすと栄養バランスも良くなります。

    ●刺激の強い食材

    スパイスをたっぷりと使った食べ物(多国籍料理やキムチなどの刺激のあるもの)はアポクリン汗腺の臭いの成分を増加させる作用が……。また、食材そのものが独特で強い臭いを持っていると体臭を強くさせます。

    とくにニンニクは体内に吸収された臭い成分が皮膚から排出されるので、ワキガでなくても体臭がすることでも有名です。

    2-2.ワキガを改善させる食べ物を選ぶ

    先ほど紹介したように、臭いを悪化させてしまう食べ物もあれば逆に臭いを抑える食べ物もあります。

    和食ばかり食べられないという場合には、動物性の脂質や刺激的な食材を使ったメニューをできるだけ避けて、積極的に臭いを抑える食べ物を取り入れるようにしましょう。

    ●夏にぴったりの酢や梅干し

    お酢には体臭を抑えるクエン酸が多く含まれています。酢の物だけでなく、ポン酢やビネガードリンクなどさまざまな形で毎日摂取することで効果を感じやすくなるはずです。同じくクエン酸の多い梅干しも汗をかく夏には大活躍できます。

    ●水分補給は緑茶

    汗をかく時期の水分摂取には緑茶がおすすめ。緑茶に多く含まれるポリフェノールには臭いの素を分解する作用があります。ただの水分でも、小さな積み重ねが体臭を減らすことに繋がります。

    2-3.食事をリラックスタイムにする

    ストレスがたまっていると、交感神経の働きが活発になり汗をかいてしまいます。それがまたストレスになって悪循環を生み出すので、リラックスできる時間は大切。テーブルの上を飾りつけたり、バックミュージックをかけたり、家族や友人との会話を楽しむなどして、リラックスできる環境づくりをしましょう。

    ただし、アルコールやタバコは汗腺を刺激そて、独特の臭い成分を発生させるため控えるようしてください。

    3.自分に合ったわきが治療の選び方

    自分ではどうしようもならないと感じた方のなかには、クリニックでワキガ治療を開始する方もおられますが、その1歩が踏み出せないで1人で悩み続けている方も多いようです。

    ワキガ治療はさまざまありますが、代表的なのは「塩化アルミニウム治療」「ボトックス」「手術」「ミラドライ」でしょう。

    これらの治療には、汗を抑える効果が医学的にも証明されています。しかし、満足できる結果を生み出すには、治療方法のデメリットも十分に把握したうえで選ぶことが重要です。

    3-1.夏の間だけ臭いが気になる方向け

    塩化アルミニウムやボトックスは、ダウンタイムがほとんどなく、手軽で高い効果もあるためワキガ治療を始める方によく選ばれている治療です。

    しかし、治療をやめると臭いも再発するので、長期的な効果を維持し続けるには、それなりの手間や費用が必要になります。汗をかく時期だけの季節限定で治療を希望している方におすすめです。

    ●   塩化アルミニウム

    塩化アルミニウムは20%濃度の物が100mlで1200~3000円と手ごろで、長期間でもそれほど大きな痛手にはなりにくいのですが、塗る頻度や量によって費用は異なります。

    副作用などはほとんど見られませんが、肌に残っているとかぶれを起こすことがあるため、取り扱いには少々注意が必要です。

    塩化アルミニウムの治療には費用よりも手間がかかります。週に1~2回自宅で外用します。寝る前に脇に塗って朝シャワーで洗い落すのですが、忙しい時間帯なので面倒だと感じてしまうと続けるのが難しいかもしれません。

    治療を中止すると汗の量は元に戻ることもあり、治療を開始するときの抵抗感は少ないはずです。

    ●   ボトックス

    ボトックス治療では患者様は通院するだけで手間はかかりません。1回の治療でしっかりとした効果が数日で感じられることもあり人気があります。

    治療1回にかかる費用は両ワキで3万~9万円と幅がありますが、決して安くはありません。効果の持続期間は使用する製剤の性質や個人差もありますが、だいたい4ヶ月~半年に1度の治療です。通院期間が長くなってくると費用もかさんでくるように。

    治療を数年続けた場合の費用を考えると、根本的治療ができる手術を検討するようになる方もおられます。

    3-2.もう臭いに悩まされたくない

    ワキガ治療の中でも根本的な治療ができるのは、手術とミラドライだけです。どちらも治療した後は臭いの発生におびえなくてよいのが最大のメリットですが、1回の治療費が高額です。

    ほかの治療は効果が薄れる時期に追加治療をしますが、手術とミラドライは治療がうまくいけばもうワキガで通院することはありません。

    ●   手術

    手術にはさまざまな方法がありますが、基本的には脇を切って汗腺をていねいに取り除くものになります。汗の量が減るので高い効果がありますが、身体に与える負担は大きく、入院が必要でしばらくは服を着替えることも1人ではままなりません。

    手術費は保険適用であれば数万円の出費ですが、適用外だと30万円以上になることもあります。

    ●   ミラドライ

    ミラドライは特殊なマイクロ波で汗腺を壊して、汗の量を減らすことができます。手術のように切らなくても半永久的に汗を抑える効果が得られる治療として注目されています。ほとんどの場合は1回の治療で十分に効果が見込めます。

    当日~数か月は腫れや違和感を感じますが、日帰りの治療で翌日からいつも通りの生活に戻れます。誰にも知られたくない人や忙しくてスケジュールの調整が難しい人にもおすすめです。

    効果は高いものの、機器自体が高価なのでワキガの患者数が少ないクリニックでは導入されていない場合がほとんど。自由診療でもあるため多少なりと費用が高くなりますが、両ワキ1回20万円から40万円で治療できます。

    脇の臭いがコントロールできないときは、リアラクリニックへ

    いろいろと試みてもワキガの臭いが改善しないときには、クリニックで治療を受けてみましょう。リアラクリニックではワキガの治療にボトックスとミラドライを受けていただけます。

    ボトックスはアラガン社製ボトックスなら63,800円、韓国製品なら46,200円。

    リアラクリニックのミラドライは両脇1回が198,000円(月々7,370円)で受けられほかのクリニックと比べてお安くなっています。追加オプションも充実しており、多くの方にご満足いただけ再発もございません。

    ほかにもワキガのご相談に無料カウンセリングで対応しており、ワキガ治療に関してご不明、ご不安な点があれば丁寧にご説明いたします。臭いのお悩みは誰かに相談するのを恥ずかしいと捉えがちで、おひとりで抱え込んでしまいやすいものです。

    医師をはじめ全てのスタッフが、あなたの辛い気持ちやお悩みにも寄り添いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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    この記事の監修医師

    リアラクリニック
    楯 直晃 先生

    日本抗加齢医療学会会員、日本内科学会内科認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本医師会認定産業医

    熊本大学卒業後、初期臨床研修を経たのち約3年間総合診療で勤務し、幅広く診療を行った後、救急・集中治療部で2年程勤める。その後日本抗加齢学会会員となり、エイジングケアの研究に努めている。

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