Column美脱毛コラム

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2020.05.01医療脱毛

ムダ毛の有無は体臭に影響する? 医療脱毛前に知っておきたいニオイの知識!

この記事の監修医師

リアラクリニック
楯 直晃 先生

ムダ毛に関するお悩みのなかには、体臭に関するものも数多く存在します。

脱毛すると、体のニオイに変化は訪れるのでしょうか?

今回は、脱毛前に知っておきたいニオイの知識をご紹介します。

ニオイの原因や仕組み

脱毛にはさまざまな噂が存在します。そのひとつが体臭に関するものです。

脱毛について調べるなかで、ニオイに関する情報を見かけた方も多いのではないでしょうか。

「脱毛したらわきがが改善した!」「ムダ毛がなくなって逆にニオイが気になるようになった……」など、人によって感想は異なります。

ただ、実際には脱毛が体臭に直接的な影響を与えることはないといわれています。なぜ脱毛で体臭が変化したと感じる方がいらっしゃるのでしょうか。

まずは体からニオイの出るさまざまな原因や仕組みついて解説いたします。

ニオイの出る原因・仕組み

汗や皮脂などが分解されてニオイが発生

体の気になるニオイは、汗や皮脂、垢などが雑菌に分解されることで生じます。もともとはほとんどニオイのない汗や皮脂も、雑菌によって独特のニオイを発するようになります。

例えば、汗をかいたままそのままにしておくと、皮膚にいる雑菌などが汗の成分を分解して、気になるニオイを放ちます。

そのため、汗をたくさんかいた後は体臭が強くなりがちです。

汗腺の種類

人間は、全身の皮膚に汗腺と呼ばれる器官を持っています。体から流れる汗は、すべてこの汗腺から生じます。

人間の汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類が存在します。

エクリン腺は体全体にあり、さまざまな場所から無色透明の汗を流します。成分の約99%が水で、残りはアミノ酸や塩分などが含まれているのが特徴です。人によって数は異なりますが、一人当たりおよそ200万~500万個のエクリン腺が体にあります。

アポクリン腺は脇やデリケートゾーン、乳首などの限られた部位にしかありません。アポクリン腺から生じる汗にはたんぱく質や脂質などが含まれており、よく見ると乳白色をしているのが特徴です。

とくに気をつけたいのがアポクリン腺から出る汗です。アポクリン腺に含まれる成分が雑菌に分解されると、わきが臭のような独特のニオイの原因となります。

ニオイが強くなる生活習慣

体臭の原因はさまざまですが、なかには生活習慣の乱れでニオイが強くなる方もいらっしゃいます。

主なものは以下のとおりです。

食生活の乱れ

栄養バランスの偏った食事を続けていると、体臭が強くなることがあります。動物性たんぱく質や脂質をとりすぎている場合、汗に含まれる余分な成分が増えてしまうため、とくにニオイが強くなりがちです。

汗のニオイが気になるときは、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。脂っこいものやお肉などは避け、野菜や果物を積極的にとりましょう。

運動不足

運動習慣のある方は、サラサラとしてニオイの少ない汗をかきやすくなります。反対に、運動不足の方はニオイの強い汗をかきやすいのが特徴です。

体臭が気になる場合は、日ごろから運動して汗をかきましょう。

通勤・通学での歩く量を増やす、自宅で軽い筋トレをするなど、小さなことから始めていくのがおすすめです。

ストレス

ストレスによって精神的な負担が増えると、汗の量が増えることがあります。

一時的な発汗ですが、ストレスのかかる場面が続いていると汗をかく機会が増え、体臭が気になるようになっていくはずです。

ストレス解消に取り組んで、ニオイを軽減していきましょう。

病気には要注意

ニオイが気になる方のなかには、汗をたくさんかく多汗症や、いわゆる「わきが」である腋臭症など、病気が原因で体臭が強くなっていることもあります。

こういった場合は、医療機関にて治療を受けるのが大切です。お悩みの方は、はやめに医師へ相談しましょう。

ニオイに影響があったと感じられる理由

現在は、脱毛と体臭の変化に直接のつながりはないと考えられています。それでも、脱毛後に何らかの変化があったと実感する方は多数いらっしゃいます。

どうしてニオイに影響があったと感じるようになったのでしょうか。

考えられる理由をご紹介します。

ニオイが強くなった方の場合

まずは脱毛後にニオイが気になるようになったケースについてご紹介します。

汗が流れやすくなった

脱毛をして毛がなくなったことにより、汗が流れやすくなることがあります。流れ出た汗を放置しておくと、下着や服についた雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイが強くなってしまうのです。

流れる汗をしっかりと処理すれば、ニオイの影響は最小限にとどまります。

汗はこまめにぬぐい、制汗剤や脇汗用パッドなども活用しましょう。

ニオイを気にしすぎている可能性も

汗をかく主な原因のひとつに、精神的なストレスがあります。脱毛後に「体臭がきつくなったかも……」と気にしすぎていると、ストレスによって発汗量が増加。結果として、体臭が強くなってしまうことがあります。

こういった脱毛後の汗は一時的なもので、しばらくするとおさまってくるのがほとんどです。

施術後は自分の体臭に対して神経質になりすぎず、汗対策を行いながら気楽に過ごしましょう。

ニオイが軽減した方の場合

次はニオイが軽減したと感じられるケースについてご紹介します。

蒸れなくなった

ニオイの原因になる雑菌は、湿った環境を好みます。ムダ毛のあるゾーンは蒸れやすいため雑菌が繁殖し、ニオイの原因となることがあります。

脱毛でムダ毛がなくなると通気性が良く清潔な状態を保ちやすくなるため、ニオイが改善されることがあるようです。

とくに効果を実感しやすいのはVIO脱毛ではないでしょうか。

デリケートゾーンはムダ毛を伸ばしたままにしている方が多いほか、下着をつけているため、蒸れやすい環境ができあがっています。

また、尿やおりもの、経血などがムダ毛に付着するのもニオイの原因となります。こういったニオイの原因も脱毛すれば解消されるため、結果としてニオイの軽減につながっていくはずです。

制汗剤が届きやすくなった

脱毛後のつるつるのお肌なら、ムダ毛に邪魔されることなく制汗剤が届きます。制汗剤の効果が発揮されやすくなることで、ニオイが軽減されたと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ちなみに、制汗剤にはスプレーやクリーム、ロールオン、シートなど、さまざまなタイプがあります。

ロールオンタイプなら制汗剤の成分を直接塗りこめるため、長時間汗を抑えたいときにおすすめです。

シートタイプは汗を拭き取りながら制汗剤の効果も得られる、クリームは薬剤が落ちにくいなど、それぞれ特徴が異なります。

用途に応じて使い分けましょう。

ニオイの気になる部分には医療脱毛!

体臭の強さはそれぞれの体質のほか、生活習慣などの理由によって変化します。脱毛で体臭がひどくなってしまうケースはほとんどありません。

むしろ、気になる体臭が軽減されるパターンもあるため、ぜひ安心して脱毛を受けてみてください。

脱毛には、クリニックによる医療脱毛かエステサロンによる美容脱毛の2種類の選択肢が存在します。

効果や安全性などを考慮すれば、ぜひ医療脱毛をご利用いただくのがおすすめです。

ここからは、ニオイが気になる部分にも受けていただきたい、医療脱毛のメリットをご紹介します。

医療脱毛は短期間で高い効果が得られる

体臭を改善するためには、しっかりと脱毛してムダ毛をなくすのが大切です。

高い脱毛効果を得るなら、「永久脱毛」が可能な医療脱毛を選ぶのがおすすめです。

永久脱毛とは、「最後の脱毛から1カ月後に毛の再生率が20%以下である」ことを指します。

この状態を保つためには、皮膚の奥にある毛母細胞を破壊する施術を行わなければいけません。医療脱毛であれば高出力のレーザー機器などを使えるため、しっかりと皮膚の奥まで作用してムダ毛を脱毛できます。

エステサロンで行われる美容脱毛では、高出力の機械を使って永久脱毛することは禁止されています。出力の弱い機械を使って、ゆるやかに抑毛・減毛していくことになります。長期間通い続ければ永久脱毛と似たような状態へ近づけますが、医療脱毛の倍以上の時間がかかることも珍しくありません。

例えば、全身脱毛の場合、医療脱毛は平均1年ほどの通院で終わりますが、美容脱毛は2年~3年かかるのが基本です。

医療脱毛は安全性が高い

医療脱毛の施術には出力の高いレーザー機器を使用するのが主流です。強い力で毛根に作用するため、施術は医療資格を持つ者が対応します。

そのため、皮膚の状態を見てレーザーの出力を変えながら、安全に施術が行えます。

美容脱毛の場合は、医療知識のない方が施術を行う可能性があります。もし何かしらの肌トラブルが起こったとしても、すぐに対処するのは困難です。

医療脱毛であればすぐに医師の診察を受けられるほか、薬の処方もできます。安全性を考慮するなら、医療脱毛がおすすめです。

医療脱毛後のアフターケア方法

せっかく医療脱毛したとしても、アフターケアを怠るとニオイの原因になってしまうことがあります。

適切な方法でケアを行い、お肌にトラブルが起こらないよう気をつけましょう。

最後に、医療脱毛が完了した後のアフターケア方法をご紹介します。

日常的なスキンケア

脱毛後のお肌には負担がかかっているため、肌トラブルが起こりやすくなることがあります。

お肌がダメージを受けたままだとバリア機能が低下してしまいます。放置しておくと皮脂が過剰に分泌され、ニオイの原因になるかもしれません。

脱毛後は意識してスキンケアするのが大切です。

とくに重要なスキンケアは保湿です。

健康的なお肌は、しっかりと水分が保たれています。脱毛後はお肌が乾燥しやすくなっているため、化粧水やボディクリームなどを活用して保湿してあげましょう。

また、脱毛した部位によって適した保湿剤は異なります。

顔用・体用・VIO用の3つを使い分けるのもおすすめです。いずれも低刺激の商品を選びましょう。

保湿力は大事ですが、油分が多すぎるものはべとべとして、かえって肌に負担がかかってしまうことも。

とくにVIOにこってりとしたクリームタイプの保湿剤を使うと、下着で蒸れて不衛生になってしまうかもしれません。VIO脱毛後には、さっぱりとしたローションを使うのがおすすめです。

こまめな汗拭き

脱毛直後は肌が弱っているため、制汗剤やデオドラント剤などの使用は控えたほうが無難です。

お肌が弱っているときにこういった薬剤を使うと刺激が強すぎて、皮膚にダメージを与えてしまうことがあります。

脱毛後は清潔なタオルを持ち歩き、汗をこまめに拭き取ることで対策しましょう。

ただし、乾いたタオルで力強く拭いてしまうと、お肌が荒れてしまいます。濡れタオルで優しくぬぐってあげましょう。

また、汗をかきやすいときは通気性の良い服を着るのもおすすめです。汗が付着した服はこまめに洗濯しましょう。

紫外線対策

お肌にダメージを与える紫外線。脱毛後の敏感なお肌を守るため、紫外線対策も万全に行いましょう。

脱毛部位がお顔や腕、足などの露出しやすい場所の場合はとくに注意します。

日焼け止めを塗る、日傘や帽子などで影をつくるなどで対策しましょう。

また、紫外線はお部屋のなかにいても肌へ影響を与えます。

日光の差し込むお部屋で過ごすときも、紫外線対策を行いましょう。

自己処理について

医療レーザー脱毛の場合は施術後2~3週間たってから毛が抜け始めることが基本です。

それまでの期間、ムダ毛が気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。

脱毛直後のムダ毛の自己処理は、お肌を傷つけてしまうことがあります。

カミソリで皮膚を削ったり、ワックスや除毛クリームなどでお肌に負担をかけたりするのは避けたいところです。やむを得ず自己処理をするなら、肌ストレスの少ないシェーバーを使うのがおすすめです。

できるだけお肌に優しい方法で処理し、バリア機能の低下を防ぎましょう。

おわりに

ムダ毛を脱毛すると汗や蒸れの対策が行いやすくなるため、気になるニオイの軽減につながることがあります。

脱毛することで体臭がきつくなることはほとんどないといって良いため、安心して施術を受けてみましょう。

リアラクリニック名古屋院は、安全性の高い医療脱毛を提供しています。

全身脱毛はもちろん、好きなパーツのみの脱毛もリーズナブルに展開中です。

脱毛についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修医師

リアラクリニック
楯 直晃 先生

日本抗加齢医療学会会員、日本内科学会内科認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本医師会認定産業医

熊本大学卒業後、初期臨床研修を経たのち約3年間総合診療で勤務し、幅広く診療を行った後、救急・集中治療部で2年程勤める。その後日本抗加齢学会会員となり、エイジングケアの研究に努めている。

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